日本特有かわからんけど、体育会系スポーツの閉鎖的な面がよく描かれてていいね。 男子野球と女子バレーは日本スポーツの華なんだがそれゆえに超閉鎖的で上下関係も徹底。 それを主人公の明るさで中和するんだが、閉鎖的で暴力的ゆえ、主人公陣が常に張りつめていて 全力で生きてるってのが出てんだよね。だから今見ると激烈なんだが、昨今のスポーツものに足りない 根性情念愛念が色濃く出てて、多分その手の作品の最後なんじゃないかな。 これ以降、もっとさっぱりして、あっさりして、もちっと開放感ある作品ばかりだもんな。おしゃれな。 13野球部とかキャプテン翼とか。平成入るとYAWARAだもんな。きついしんどい柔道をとってもオシャレに。 アタッカーYOU以降バレーアニメはないけど、だから最後の血潮ものなんじゃないすかね。

東京オリンピックの黙って俺についてこいを大門に担当させ、時代錯誤な暴力ぶりを発揮。 ある意味で悪役なんだが、しかし不快でありつつ葉の才能を見抜いたりと現実的な人間味もあり あれだな力道山みたいなさ。その予定調和でない生々しい人間描写が昨今の作品に足りないところ。 理不尽だし不快なんだが、やっぱ作品を重層的にしてくれてんじゃないすかね。必要悪なのか、時代の落ちこぼれなのか。 快100パーセントの都合のいいキャラクターしか受け付けない、または描けない中では、こうしたアクがなくって だからストーンと入ってくるんだが後味もストーンだから。アタッカーYOUはしっかり歯でかまないといかんから入りにくい分、 残るもんもそれなりにボリューミーなんでね。まあ最後大門が改心したのは、ちょっと優しすぎるけどな。逮捕ぐらいさせんと。 それは制作側が必要悪として認めたからなのか、人間やり直せるぜというメッセージなのか、大団円という予定調和なのか。

もち、大門以外のコーチは80年代の理想的な連中ばかりで、二枚目の温厚コーチや、それなりに厳しいが理想的な坊主頭コーチ 敵チームには長髪グラサンのナイスガイコーチ、とバラエティに富んでる。 その中で大門はヒールであり、超えるべき壁であり、目のいい男であり、いいコントラストなんだな。 うん、大門も大門で一応コーチらしい才能はあって、そこが一筋縄ではいかなくって・・・まあいいわ。 敵て大門だけだしな。敵いる方がみんなまとまるし、いいね。視聴者からしても大門だけだからな懸念は。 で以降の作品ってのは大門を除いたようなコーチしかいないから、人間模様でいえば生ぬるいというか アクもなく安心して見れるけど、やっぱ薄いんだよな。大人への反抗とか、政治的な術数権謀やら 非常に緊張感ある環境ってのがな。それと学校生活との対比がよかったりとか。

で、実際のスポーツもどんどん科学とかで理論めいてきて見世物とすればどうしても昔の方がね、ロマンとかあって面白いわな。 どんなことも解明されちゃったら面白くなくなるわけで、スポーツも徐々にそうなりつつあるんだな。 まーすごい手前勝手な話だけどね。でもガワから見てると無茶苦茶なことしてくれた方が面白い。

うん、アタッカーYOUは緊張と緩和がすごくいいね。全部がうまくいってるとは言わんけど 狙われたユウとかの遊びや学園生活ね、特に中学時代がいいんだけどさ。 だからサービスシーンも効果的なんだよ。やっぱり華あるね色んな意味で。 宇宙戦艦ヤマト一作目の森雪の存在はあの男しかいない汗臭い中で本当、意味があったもの。 あれと同じで、大門やら閉鎖的で暴力的でしんどくて緊張感ある中では、開放感あるんだな。 サービスシーンすら効果的。閉鎖的な世界ではちょっとした逸脱が華になる。


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