大門抹殺計画 成功な ら ず 
アタッカーYOU!
           

どんなアニメか

 

ユウとナミのスーパーダイナミックで古臭いドラマあり、健康的プロポーション、血まみれのバレーボール 熱血中学生・青春、高校生〜からの実業団入りして術数権謀を乗り越え世界進出というスポーツアニメとして完璧な構成を58話。 ユウとナミ、かわいくもあり格好良くもあり健康的であり、爽やかであり そして、大門という人格破綻者兼コーチが今流行の体罰描写の全体的な役割を果たしている。 もはや体罰では片付けられない様な行為もたびたび少女達に行われるが 厳しい部活として知られるバレーボールが世間様から偏見の目で見られなかったか、 そこが心配である。黙ってオレについて来い、の本性現る!! 放送時期の84年といえば「メモル」「エルガイム」「ペルシャ」「ゴーグ」 といった個性派作画陣の傑作ばかりであり、劇場作も「ナウシカ」「マクロス」「dreamer」と名作揃い。 また翌85年にはアニメファン待望の「Zガンダム」が超作画を引っさげて お茶の間に現れた時代。その他「ダーティーペア」「ダンクーガ」等々 もはやリアル的、陰影を2段も3段も付ける様なクオリティ時代。

そんな中泥臭い60年代、70年代を色濃く表わす従来的熱血アニメとして現れたYOU。 ちょっち古い(70年代後半)作画と、ストーリーで構成されたYOU。 バレーボールを描いたアニメとしては最後の正統派を誇っている、それが「アタッカーYOU!」なのだ。

放送当時は人気が振るわなかったようだが、有名なイタリアでの熱狂。 後年DVD-BOXが販売されたように日本国内にも一定のファンが存在する様である。 豪華声優陣の熱演。作画はスタンダードで通す。実際おもしろい。濃厚。 実のところ中学篇が一番おもしろい。実業団入りしてからはどんどん時代が逆行していく。 最先端からの昭和の熱血、なる構成。バレーボールとはいつの時代も泥臭いというワケ、これが分かる。


DVD化

 

同じナック製作のアニメ「水戸黄門」はこんな状態らしい。 オリジナルフィルムは保存状態が悪く使用不可能なために、 一部の話数を権利元が初回放送で録画した「シブサン」と呼ばれるU規格ビデオテープからDVD化している。 その結果、エンドタイトルなどの部分も収録されている。 現在の再放送も、シブサンテープからデジタルベーカムに変換して使用しているため、著しく画質が悪い。 ハイ、しかも水戸黄門の場合、テープのノイズやら何やらが入りまくりで さらに言うならシャープ感一切ない。まあ80年代初頭の録画ならば仕方がないのだ。 本作は低悪なマスター(画質悪、色褪せ)を使用してDVD化されたが ビデオテープからとかではないので、ノイズはない。水戸黄門のようなノイズもなければ ぎりぎりフィルムの粒子感も楽しめる。

最終回付近の原版は使用可能な形で存在し、 リマスターの甲斐あってすこぶる綺麗な映像で終盤&予告編を楽しめる。


比較表  左 原版使用 右 低悪マスター nanako1
オープニングタイトルの部分であるが、色が全く違うと一目瞭然。情報量も圧倒的に多い。 nanakod
こちらも。放送から20年経てばプリントの退色具合も大したもん。 nanako3
懐かしい感じ。ノイズひどいマスターではあるが当時の雰囲気を楽しめるという訳なの。

3.登場人物

  登場人物へ

4.作画

  作画へ

全体的に

 
まずオープニングの凄まじい爽やかさ。これで一級を取っている。作画とかハッキリ言って気にならないですね。 ハイ、作品の熱気があるので。オープニングの80年代な爽やかヤングテーマから時代性のムード、どんなムードかと言うと ともかくバレーボールアニメはここから先新しくならないだろうな、と思わせる普遍的なニューサウンドというワケ。 イエス アイム ザ サンシャイン!!ナミもユウも格好いいし綺麗で、健康的です。オープニングから最高。 エンディングが特に雰囲気感じさせる物になっています。何か切ないですね、オープニングとエンディングだけで 80年代畳のブラウン管モデルに還れる――という、そんな寂しさ、懐かしさです。 スポーツアニメのエンディングってこう、断絶感が一つ欲しいところ。天国味ですね。プリンセスナインとか。

中学篇のノリは80年代です。つまり新しくて演出も飛び跳ねてて、楽しい。明るいです。そこまで深刻じゃないし。 高校入って実業団入りしてから一気に70年代な旧時代へ戻ります。中学時代は制服もあるし私服もあるし 80年代娑婆の空気によく触れていてユウもナミもヤングだったんだけど、実業団入りして、 それこそスポーツ強豪校の寮、まあPL学園みたいな取り残され感、浦島太郎状態。少なくともYMO感はない。 勿論演出もギャグもあるんだけど中学の頃のような気軽さはないですな。 何より実業団の仲間が大体リアルっぽい容姿なので、そこも旧時代。 それを救うのがユウの明るさだったりする。でも彼女の気丈さやドラマは、これまた中学時代がピーク。

アニメっぽい連中も中学時代でおさらばか、容姿改善される。改善とはおもしろ味がなくなっていくという事。 サービスシーンも徐々に減っていく。サービスシーンは量も質も中学時代がピーク。実業団時代も光るものがあるが少ない。 ユウもナミもスペックかなり高いです。これは愛し愛されたいが、彼女等には身長190な憧れのアイツがいるので駄目ですね。 ナミが大門と終始一緒に行動するので死ぬまで一緒かなと心配したんですけど、まあ何とかなりました。 しかし大門は絶対に追放するべきでしょう。何そこもリアルタッチやねん!みたいな。 これは我々が身体を張ってナミを守るべきですよ。まあ大門の鉄筋右チョークで即時絶命間違いないけどな!でもみんなで殺れば、怖くない。 同級生の(マトモな)男子がいなかったのが残念。そういう関係性みたかった。 ともかくユウもナミも魅力的なんですよ。だからイイ。アタッカーyouはイイアニメです。作画とかじゃないんです、青春プレリュード。


戻る
inserted by FC2 system