よわよわボーイとアブナイ女王 母性と少女 駿と勲
        雪の女王

雪の女王



ロリコン宮崎駿プレゼンツみたいな感じでちょっと汚れちまったアニメだ。日本に入ってくる際はこの文句が付くから話にならねえ。ジブリから出たDVDには宮崎駿のインタビュー付き。俺はIVCのジュエルディスク版を買った。吹き替え版。

問題はな、やっぱ古い作品だからMEとか音源の分離がありえないんで、 吹き替え版ではオリジナルの音源が使われていること。それがかなり新しい目の音源だから浮くんだよな何か。 この作品結構バージョン違いがあって、1957年のオリジナルのソ連版、そしてアメリカ輸出での1959年のアメリカ版。それらでまず音楽が違う。で日本語吹き替え、海外での吹き替え・・・やっぱみんな同じ問題に直面してるんで音楽がバラバラ。

ただこの日本語吹き替え版は1978年に製作されたものらしく、だからこそ日本オリジナルの音源使われてても、00年代にアメリカのケーブルTVで放送されていたような違和感はない。 ただこの吹き替え、音源の劣化もなく、昨日今日録音したような音声なのが仇となって、オリジナル音声との違いが明瞭となっている。つまりクリアすぎて浮くという感じだ。
 この吹き替え版にあたってはアメリカ版が基盤となってて、だから吹き替えのない部分(吹き替えられてないということでなく置き換えなくてもいいという意味)は、そのアメリカ版の音楽が流れるわけだが、そのクラシックな凄味のある音楽と比べ、78年の日本音声は所詮テレビ番組レベルの稚拙なもんで、音声もクリアすぎる・・・。
 ジブリ版はソ連オリジナルが収録されてるけど、サラウンド処理してるんで、オリジナルのモノラル音声は入ってない。

作品自体は、ジブリがどうだ宮崎駿がどうだとか置いて見ないといけない。 つまり57年の作品、凄味、ムードとかを抜けば、あまり面白いもんじゃない。女の子が頑張っているということだが、逆に男の子がよわよわのへなへななんで、それと比べればって感じ。よわよわの男の子を誘惑する雪の女王もショタコンみたいで、てかショタコンだろうが・・・。あのさ、宮崎駿は従来の男が女を守るっていう作品でなく、女の子に守ってほしいみたいなやつだからこの作品に入れ込むんだよ。まあ所詮その程度のやつでね。ロリコンとマザコンを悪魔合体させたやつなんで、だから宮崎駿の原液、という意味で見れば納得できる。要素が全部入ってる。

まあ雪の女王が宮崎駿、藪にらみの暴君が高畑勲ってことで、それぞれの作風そのまんまだからすごい。宮崎駿は言わずもがな。 やぶにらみの暴君は知的ゲームと風刺とそれを超えたエモーション。高畑勲はそれに挑戦し火垂るの墓で超えた。


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