戻る
よく悪いヤツ、嫌なヤツがいい作品を書くって言われてるけど、悪いヤツ嫌なヤツってのはいわば性格の悪いヤツだな。 でいい作品ってのは、まあ感動する作品だな。 これは当然なんだよ。というか、性格悪いヤツが感動する作品を書くって全く矛盾してないよ。 断言するけど、性格の悪いヤツは自己憐憫してるんだよ。 嫌われてる自分が可哀そうと常に思ってるよ奴らは。 俺も学生時代、ガキ特有の自己愛に満ち満ちたころなんか、積極的に悪いことはしなかったけども 俺は可哀そうだから無責任&逃げていいんだみたいなさ、性格の悪さがちょっと違うかもだけど、ともかく 自分は可哀そう・・・被害者なんで、俺に説教する奴は全員加害者・悪い奴だ、みたいなねじくれ方をしてたんだよな。 で、創作者で性格悪いヤツって大体大人だろ。ひねくれが一線を越えてもう治らない。 その中でもほとんど病気レベルのヤツもいる。で、良い作品を書く。 でな、異様に性格が悪い=自己愛性人格障害っていう構図で見ればわかりやすいと思うんだが 性格悪いヤツ=自己憐憫だから、つまり自分が悪くっても、いわば客観的に自分が加害者だとしても 主観では(ムリヤリ)被害者のポジションに脳内変換する、否してるんだよ。ちゃんと理屈だて、ストーリー仕立てで。 この病的な転換。 で、エンタメの基本は被害者が加害者を見返したり、倒したりするものだが そういう正義対悪、の構図は性格悪いヤツほど上手いってのがよくわかると思う。 自分を至上の正義であり、相手を、いわば敵とみなしたやつは最低の悪だと置く。 (ガキっぽい演出だが、その倒錯した根みの深さも彼らの病的なところから発進している。) ある意味、性格の悪いヤツってのは生まれたときからずっと自分を被害者に置く脳内トレーニングをしているとみて間違いない。 つまり大人になった時にはすでにプロだ。被害者意識のプロ。恨み妬みの深さの優等生。 俺も学生時代にはそんなだったが年季が違う。若者特有のそれとはタイプが異なる。 病的だからこそ、そこにダイナミズムが生まれ、徹底的であり、大衆受けする善と悪の二項対立が生まれる。 マトモな奴ならせいぜい70%の恨みのところ、病的な奴は120%の濃さを持っている。 京アニ放火事件を見ればわかる。他にも医者射殺事件とか大学生硫酸事件とかたくさん・・・。 あのダイナミズムを正義と悪の単純なエンタメにすれば、ウケる理由もわかるというもの。 優しい作品もそうだ。 性格悪い奴は自分を徹底的に美化し、良いヤツだと思っているから(または可哀そうなヤツとも) 非常にハートウォーミングな作品を作ったりする。 まあいい人も当然のようにいるけど、性格悪い創作者が減らないのはこういう理由にある。 ともかくエンタメ的には最高の演出が出来てしまう人格な、のだ。