八甲田山も
シェーンと同じで
明るいシーンが暗くなっている。


公開当時分かりにくいと称された本作がますます分かりにくくなった。





天は我々を見放した・・・!


最初に買ったDVDが特別愛蔵版だった。 音は平坦で、暗くて何してるか分からないシーンが多かった。 さして感動もなかった。期待が大きすぎたか。 しかし疑問に思う。 わざわざ顔が判別出来ない様な場面を撮影するのか? エキストラでもなく、緒方拳、下條アトムの御仁である。 アトムの死のシーンも暗く、高倉健組の出発シーンも暗い。 他にも暗いシーンが多くあった。全体的に雪山シーンが暗い!! 疑問に思ったので、色々考える。 「収録されていた予告では暗いシーンが明るくなっていた」 「有名な発狂シーン」 俳優の肌がどす黒くなっていくと書かれていたが、 場面全体が暗くて分からない。 パンフでもやはり明るかったし、肌色も分かった。 わざわざ撮影した後に暗く処理したのか? 「極めつけはチャプター場面」 何と愛蔵版DVD本編では暗かったシーンがチャプター選択の画像では 明るくなっているではないか!


shane
shane


DVDの帯を見ると、ハイビジョンマスターと書いてある! 2000年に発売されたジュエルケース版の完全版と題されたDVDは デジタル・リマスターと書かれていた。 ・・・朝、TVで下條アトムが八甲田山を訪れるという。 紹介された映画のシーン。 そうまさに緒方拳、下條アトムの顔が真っ黒なシーンが 放送されてしまったのだ! 勝俣が「顔わかんない」と言っていた。 この版が公式の八甲田山なのか!? 怒りに震える。 さっそく完全版を購入すると、 パンフと同じパッケージ。 分厚いブックレット。 ピクチャーラベル。 映像は悪いがオリジナルを忠実に収録している。 もう暗くない!   この時点で私は愛蔵版DVDをブックオフへ。だから画像は載せられないの。 500円でした。 特別愛蔵版とは、全く余計な事をしてくれた物である。 俳優に当てたライトの明かりを消す為か?シェーンと同じで 時間に対して明るすぎるとの勝手な判断か?


顔に照明が当たるが違和感はないだろう。 理解の妨げにならない。 shane


当時のシネマ旬報でも酷評された分かりにくさ(私は思わない)が より分かりにくくなった。 また素人にも分かり易く 劇場公開時の音声と5.1chの音声の2つを収録している。 迫力の5.1chと書かれているが断然 劇場公開時の音声の方が迫力がある。 一番八甲田山の魅力を引き出せるのが この版と音声の組み合わせである。


shane


愛蔵版ではステレオ、4chという微妙な2つ。 高音質ではあるがいささか綺麗過ぎたきらいがある。 音に起伏もなく、盛り上がりに欠ける。異論はないだろう。 完全版のブックレットは読み応えもあり、良い出来。 愛蔵版の封入物はポストカードが5枚のみ。 DVDラベルも色なし真っ青。 パッケージもコラージュ。 役者の画像は映画からとった物だろうが 特に加山雄三のノイズがすごい。これで商品である。


チャプターやメインメニューも完全版と一緒である。 shane


何が特別愛蔵版か。投げやりで雑な仕事も良いとこだ。 新規の特典は劇場予告編と 橋本忍と学生の対談である(いらない)。 何故普通のインタビュー形式でやってくれなかったのか。 存命中の俳優にもインタビューは無しだったのか。 LDに収録されていたTV予告はどうしたのか。 なおかつオリジナルを尊重しない姿勢。 オリジナルと違ったマスターを作るなら、 せめて何らかの形で説明すべきでなかったのか。 これで特別愛蔵版と謳っているのであるからおふざけも良い所である。 しかし怖いのがシェーンと同じで 一切この変貌を口にする人間がいない事である。


こちら画像例 こちらが例のオリジナル版。 愛蔵版、BDではさらに暗くなり分からなくなる。 shane
この下りも真っ暗になる。 shane
ここも真っ暗に。  shane


高倉健が亡くなった際にも特別愛蔵版が再販されたが また新たに勘違いする人間が増えてしまった訳である。 これが八甲田山である...と。


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