また きたわね。雪の、季節が・・・ 
北の国に来た男が見た「起こらないはずの」奇跡
        KANON
              2002年 伊藤尚往 作   改作

KANON


key作品の中でも最も幻想的な作品。舞台は雪国・・・これだけで満点、あげちゃう。 18禁から始まり、評判を受けコンシューマーという、この時期特有の流れで 一級品の「泣きゲー」が誕生した。18禁と言えどもメインはHシーンでなく、やはり本筋にあった。 そういうのがセオリーなのだ。こみパもそう。一般受けを予期して、しょうがなしに18禁をつくり 成功したらほいさっさ、美しい部分しか残さないという始末。 keyのキャラ絵はノスタルジックでよい。あの絵があって 雪国っぽいBGMと背景、そしてストーリーに引き込まれる。あのキャラ絵がすべてである。 ひぐらしもそう。あのノホホンとした謎等身絵だから 本気なのかギャグなのか分からない不思議かつ、客観的に入り込める効果があった。


 
key作品は曲がイイ。特にKANONは雪国が舞台ということもあって オープニングの「Last regrets」はノスタルジックの極致とさえ感じる。エンディング「風の辿り着く場所」もそう。 99年の作品だが、そういう時代のムードを感じる。ともかくKANONは素晴らしい。 神がかってた。特にKANON、タイトルよし絵よし音楽よし、時代性よし。勝てる要素しかないよ。 さて東映版である。後に京アニ版が出来たが、やはり あの4:3の、非ハイビジョンの、原色丸出しの、濃い濃い絵の、目デカい、濃い濃いルックのが 可愛いんじゃないすか?


     
そりゃkeyの雰囲気だったら京アニでしょう。clannadも京アニ、airも。 でも、やっぱりああいうガチッガチッとした絵の方が、なんか・・・いいのだ。 理屈じゃないですよね、それまたkey作品が伝えることでもある。理屈じゃないストーリー。


・・・   その北の街を、祐一は7年ぶりに訪れた。両親が急に海外に転勤することになって 従姉妹の家に居候させてもらうことになったのだ。 「雪、積もってるよ・・・」   従姉妹、同い年の名雪が待ちぼうけをくった祐一に呟く。 祐一は名雪と同じ学校に通うことになった。 ある日、祐一は一人の少女と再会する。あゆというたい焼き好きの少女。     彼等は7年前に会っていた。 ・・・あゆ、名雪、舞、栞、真琴・・・祐一がこの北の街に来てから 短い間にさまざまな出来事が起きた。楽しいことも辛いこともあった。   あゆが祐一の前から姿を消して一ヶ月がたった。 「ボクのこと、忘れてください」 ・・・
つくりは確かに失敗と言えるかもしれない。key作品は、当然ノベルゲー・・・まあ 長いストーリーを圧巻の演出力で泣かせる、という構成なので東映の全13話より それこそ新鋭集団・京アニの、全26話でじっくり整えて最後に泣かす、という流れの方が合うのだ。 東映のkey3部作はダイジェストと言えるかもしれない。いやいや、言えますね。 本作で一番気になったのは「遊びがない」ということである。 長いストーリーを語り、全キャラの攻略・・・というワケで、13話ギュウギュウに詰め込んでいるから 新キャラがひっきりなしに出てきて、おかげで祐一と名雪の日常シーンがほとんどないという結果に。 なのでラストも、結局原作ありきで楽しむ、という方法に頼らざるを得ないのだ、新視聴者は 何故名雪があれほど祐一に惚れ込んでいるのか・・・とか、その感動を得るにはね。


 
で、構成にも問題ありますよ。全13話ですから、その中盤あたりは とってもおもしろくないといけない、というか・・・ドキドキワクワク、興味を持たせなきゃいかんし 何よりスゴイ熱い感じにならないと。 でも3話から8話までを川澄舞のエピソードで占めると・・・つまらない! あの・・・こんな事言っちゃあ顰蹙かもしれないけどね、もうここまで話数少ないなら この人・・・をカットするとかね・・・人気キャラですからムリだろうけど。 エピソード自体入り込めないし、感動しないしと、こう、アカンなーというワケですよ。 もうね、名雪、あゆ、真琴、栞・・・この4人だけで「KANON」いけたんじゃないか・・・と。 まー川澄のエピソードが唯一のアクションだし、生徒会とかスケールデカいからね、 必要っちゃ必要だけど・・・まーいいですよ。いいのです、せめて遊びが欲しかったというね。 DVD買ってついてくる応募券かなんかで第14話「風花」がもらえるんですよ。 で、これは東映版まったくオリジナルのエピローグなんですよ。


 
これは苦肉の策ですな。全13話の枠しかもらえないから・・・ただ これが唯一の遊びと言えます、エピローグだけどね。 これによって本作は完璧に完結している。遊びによって。本作は全13話のダイジェストながら 歪な構成ながら、最後をささやかに締めたからこそ一定の評価を頂いている。 本作のスタッフは「あゆより」か「名雪より」かで相当議論したとか。 ともかく、本作もまたKANONの一つの形なのだという事は忘れてはいけない。 失敗作ではないのだ、コンパクトなノスタルジック、青春として。


  (東映版を好かないと こーダゾ) ・・・

北の街に、遅い春がやってきた。 結局、祐一は両親のもとに行かず、この街に留まっていた。 明子はようやく退院し、いつもの日常が戻ってきている。 郵便箱には祐一宛のエアメール。そこには舞たちの近況がつづられていた。 庭ではぴろが蝶を追っている。学校では部活動に励む名雪に、香里がドリンクを差し入れる。 ものみの丘にはタンポポが揺れ――。それは、くり返される幸せな現実。


  (幸せそう)
東映の守護神こと大西陽一が総作画監督を務める。 結局、彼の絵に魅せられてしまったというワケ。ぬーべーでもお馴染み。 OVA「守護月天」の売り上げが良かったから本作に抜擢されたとか。 いかにもな職人、というかナード顔。糖尿が心配なマシュマロマン。


・・・ 放送当時のコメントギャラリー。 カノン通信vol.�T
見ていただいた方。どーも スンマセン あんな感じっす。 2chで言いたい放題の皆様 あんまりイジメないで下さいませね(涙)

制作スタッフの頑張りのおかげで順調(?)に上がりつつあります。 全13話と短いシリーズですが、好評ならば続編もあるとかないとか・・・ (完結しちゃうし、多分ないな〜・・・)

土曜の深夜にTBSレディオでカノンのラジオ番組もやってます。 夜型の方は聞いてみて下さい。カノンの最新情報が聞けるゾ!


カノン通信vol.�U
何かOVA「守護月天」の売れ行きが思いの他良かった事が、カノンの キャラデの仕事が来るきっかけだったとか・・・(マジ?)

ンが、OVAとTVシリーズでは使える時間が全然違うので、とにかく いそがしいのです。時間が無いのです。ウーム・・・大変な作品に係(原文ママ)わっちまった。 ホントに終るのかなァ?

カノンってゲームの販売数がハンパじゃないそうで、つまり、ファンの数も多い訳で・・・ ムムム・・・怖いですねェ。何千何万のファンの皆様からダメ出しが出そうで 超プレッシャーです。むー・・・

とりあえず最終話までごらんになって下さい。放送時間メチャクチャ遅いですけどね〜(汗) ヨロシク!


カノン通信vol.�V
お楽しみいただいております(よね?)kanonも 後半戦となりました。8話は舞のアクション巨編! 作監の竹田くんが大暴走してます。スゴイよ! 9話以降は・・・スンマセン。涙で前が見えないので書けません。あう〜

kanonはとにかくホントに各話のスタッフに助けられた作品でありました。 原画、作監の皆サマ。ゲストキャラとか遅れまくって誠に申し訳け ございませんでした(汗)スッゲー個人的なお手紙と化してますね。 スンマセン・・・なんか謝ってばっか・・・

メガミマガジンを御覧の皆サマ。kanonもいよいよ佳境に入ります。 個人的には10話登場の天野美汐がナゾめいてカワイくて も〜お気に入りです(ハートマーク)

最終話までよろしく!あとは突っ走るのみだ〜〜!


カノン通信vol.�W
え〜ト・・・最終話まで見ていただいた方々。誠にありがとーございました。 放送エリア外で見れなかった皆様。DVD(VHSも)買って下さい。 ちょいと遅れて見るのも また オツなもんですよ。月イチ発売ですが、 名雪の様にの〜んびり待っててね。

何か、色々と物議を醸したキャラデザインではありましたが コレはコレで可愛く描けてるやんけ(ハートマーク)と 目一杯の親バカ状態。そんなキャラ達に豪華な声優陣が命を吹き込む事によって 雪の街に降りたった天使達の物語がスタートし、そして無事(?)に 終りをむかえました。ヨカッタ〜(汗)

ゲームをやらない私には、あの決着がベストなのかわからないままですが。 うーん・・・多分それでいいのでしょうね・・・。今更悩んでも仕方ねーしネッ! それでは又、別の作品で お会いしましょー。


・・・ この文章からも滲み出る、徳の高さがようく分るね。 ・・・  
放送当時から今に至るまでアゴアゴ言われているんだけどまったく気にならねえな。 これはもう先入観ですよ。何にも知らずにアゴアゴ言うならしょうがないけど AGONだのなんだのとバカにされているのを知っている上でアゴアゴ言うなら救いようがねえな。 ガチッと愛嬌。これ大西。フニャフニャはいけませんぞ、いーけーなーいーのだ。 まあ、噛む力とか発達してそうだし、健康なんじゃないすか?それでいいんじゃないすか? ただただ時代性感じる愛嬌だと。そのノスタルジーにイカれるんだというね。


  相沢 祐一  
声は私市淳。やっぱりこのverじゃないと。あのまっすぐで爽やかな声。 京アニ版はここさえ抑えてくれれば完璧だった。 Key作品では最高レベルの常識人、かつマトモな家庭環境。 だからこそ屈折はなく、本当スタンダードに終える。 東映版は絵も声も爽やか。北の街に相応しい真白な個性。


  月宮 あゆ   声は人気絶頂だった頃の堀江由衣
7年間ずっと入院していた女の子。その概念というか姿だけは起きていた。 ボクっこ。母親を亡くしている。7年前、祐一とよく遊んでいた。祐一はあゆに人形をプレゼントした。 どんな願いも3つだけ叶うという人形。あゆは「同じ学校に通いたい」 「ボクのこと忘れないでください」。祐一はいつも遊んでいる森を自分たちの学校にしようと提案。 ふたりは人形を森に埋めた。そしてふたりは別れ、祐一は過去を失う。


  話自体は感動的だがいかんせん、気持ちが名雪よりだったため印象に残らない。   しかしKANONの主人公に相応しいビジュアルと過去の持ち主だった。 東映版KANONのラスト3話の過去話、森でのシーンはかなり綺麗。   水瀬 名雪   声は國府田マリ子
祐一の従姉妹で幼馴染。7年前からずっと片思いしていた純情派。 ノンビリ屋でブッとんだ部分もあるが基本常識人。


 
ルックスはいいし頭もいいし運動神経も抜群だったのだが、祐一には選ばれず。 最後は祐一にファーストキスをささげて、長年の片思いに終止符をうった。


  その後の祐一との関係は「風花」で描かれる。  
ミスKANON、名誉KANON。ともかくKANONといったら彼女。 スタンダードすぎて負けるという、余裕がありそうで幸薄いのが良かった。


    川澄 舞   声は田村ゆかり
世界観的にルックスが一番いいらしい。一番スケールのデカいエピソードを担当するが あんまり感じるところはない。化け物と戦う。KANONの「理屈じゃない」を最大限生かしたキャラ。


  ハイ、あんまり感じるところはありませんでした。 美坂 栞   声は佐藤朱。
前任の声が、闇深い引退をした小西寛子。人気絶頂気の役。 佐藤はコレが初レギュラー。素人くさい声だが、下手ではない。 かなり立体感のある演技ぶり。幸薄の病弱キャラだが媚びた演技をしないのが良かった。


   
ビジュアルは、もう絶対人気の出るタイプのやつ。この髪型で外れはみたことねえな。 まあサクラ大戦3の花火さんはね、ちょっとキャラ設定が大衆受けでなかったですう。


 
マリエルですよ、これは。とんがり帽子のメモル、マリエルだと。 蘇ったマリエル。そんなKANONのマリエルは2話で本格登場。


  不治の病を儚んで自殺用のカッターを購入し、その帰り道に祐一と出会う。   というかなりショッキングなデビュー。
9話が作中で一番好きかもしれない。舞と真琴は微妙なので・・・いい人たちなんだけどね。 作画もいいし栞も香里もキレーでいいのです。


      横手美智子という人がやった脚本。ムック本でコメントまでしていたから気合入っていたのだ。
栞ちゃんへ 元気ですか。体調も次第によくなってきていると聞きましたが毎日、どう過ごしていますか。 この間は、お姉ちゃんの香里ちゃんとケンカをしたんだって?   誰にでも気を遣って、それで疲れていたような栞ちゃんがケンカをするなんて!しかもその理由が ストールをクリーニングに出すか出さないかだなんて!栞ちゃんには悪いけれど、ちょっと笑ってしまいました。 でも、うれしくなったのも本当です。今度は、学校の中庭で、みんなと一緒にご飯を食べましょう。 きっと、すぐだよね。楽しみに待ってます。


  という風に、復学後は元気なキャラクターになった。病弱だが、アイスが好きな子。   ムック本にあった水着はかなり透明感あり。マリエルも水着を着たらああいうのになるんでしょーか!?   沢渡 真琴   声は飯塚雅弓
昔、祐一に助けてもらったキツネ。後に人間として名雪の家に世話になり 最初は明るかったが徐々に体が弱り、祐一がものみの丘へとおぶっている途中で昇天した。 一人プリクラが悲しすぎる。最終回、最後の台詞がかなりいい。


美坂 香里   声は川澄綾子 栞の姉。エアダクト名雪と親友。キレイ。北川といい仲に。   倉田 佐祐理   声は川上とも子。舞の親友。お嬢様。魔法少女。 天野 美汐   声は坂本真綾。真琴を知っているうらびれた少女。 地味だが意外に人気のあるキャラ。 久瀬 声は神谷浩史。 戦う生徒会長 こんなに勢いのある声優ばかりを集めた作品もそうないだろう。 KANON、媒体関係なしに、かなり良心的な作品である。 オープニングテーマ「florescence」 エンディングテーマ「flower」

東映版はこれでよかったと思う。最終回で原作のオープニング、エンディングが流れるが 東映版のムード、絵もそうだけど、あの曲じゃあ合わない。 この素朴な優しい曲こそ合う。オープニングは「Last regrets」とは違った雪の感触。 エンディングは雪解け後な感じ。オープニングは14時。エンディングは17時ぐらいな感じ?小中学校の学校帰り。 ・・・ともかく「KANON」は時代感あふれる素晴らしいノスタルジーなのだ!


   

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