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やっぱり理想的なアニメなんだよな。なんで理想的なのかいろいろ考えてみたんだけど 何度言うように素朴であること。絶対的に派手じゃないし、スケールも緩いし、言ってしまえばストーリーに何にも惹かれないから その素朴でお気楽なムードに浸れるやつは好きだと・・・ただお気楽なムードを意図的に作ったのかはわからんね。 結果的にお気楽になったのかもしれない。なんにせよゆるい。 ある意味では何にもない作品なんだよ。どこを見ても新鮮味がなくって。 でもそういう作品が4本も続くなんてのは、フツーないわな。それが新鮮味っていう。 キャラクターも熱くもなく薄くもないフツーのやつしかいない。デザイン合わせてね。 当時のアニメシーンって全体的に濃いからさ、顔とか性格とか。 本作は顔がフツーなら、性格もフツーなんだよ。個性はあるけど、フツー。 主人公も熱血スケベキャラらしいけど、シティハンターほど馬鹿やらないし、まあ興奮剤の問題はあるんだが でも・・・素朴なんだよなあ。いいやつが無理して悪いことしてるってやつだ。 3人組もそうだよな。根からフツーの連中がちょっと背伸びしてみましたみたいな。 なんかこう、フツーにいいやつらで、俺なんかからすると素敵やんって感じすね。 で声優。実際はわからんけど、現場もいい雰囲気だったんじゃないかってぐらい癖のない声優が出てんだよね。 フツーというか。関と神谷と室井と高田と荘だろ、変なやつが一人もいないんだよな。理想的じゃないすか。 こっちも安心して見れるし。スター声優ほど癖が強かったりするんだが、その反面、個性も強かったりする。 じゃあ本作は神谷以外は堅実な連中ばかりで、個性はそこそこかもしれんが、だからこそ素朴なテンション、後味なのかもしれない。 スタッフとか監督とか演出とか、そういうものに気を取られないのもいいかもしれない。 監督主義、作家主義、とか。それもいいけど、こういうなんの特徴のない作品もいいよな。 だからさ、理想的なアニメってのは制作者の顔が見えない作品だと思うんだけど そういう意味じゃ本作はいい線いってんじゃないかな。 つまるところ目立った個性のない、素朴で優しい作品であると・・・尖ったシーンもあるにはあるんだが 確信犯的なもんで、うん、職人が背伸びしてるって感じで、なんか微笑ましいレベルに落ち着いている。 今の過激なエンタメを顧みると、本作はどこまでいっても朴訥なんだよなあ。 これを全4巻でCDとかもついて、5000円って、いい時代だよね。売れたかわからんけど。 でも4巻出たんだから売れたんだよな。LD出てるし。CDアルバムは出なかったけど。 しかしキャラデザは優秀だ。OVAでなくテレビアニメでも通用するぜあの個性は。 でもキャラクターのフツーぶりからして全4巻でちょうどよかったのかもね。 全員個性的にはフツーで、目的も薄いもので、オチも弱くて、だから濃い個性を期待する人たちからすると イントロ段階で終わったと思うかもしれない。でもこういう、想像の余地のある作品はいいね。 でさLISPメンバーの、ライラとメイラの声優がさ、こぼちゃんのOPとかで知られる 「こんぺいとう」と声すごい似てるんだけど、他人の空似ですかね。