傑作OVA
星猫フルハウス
改作
| 未だVHS・LDオンリーなOVAたち。傑作・名作多い中、DVD化を待ち続ける哀れフィルムたち。 「星猫フルハウス」も、その中のひとつだ。 |
SF超大作。とにかくおもしろい。
ストーリーは(正直)あってない様なものだが、まあ正統派SFとなっており
宇宙への憧れが語られ、宇宙船同士バトルとか、そういう軽いノリ。
「地球爆破作戦」ばりの事態を乗り切る星太郎とロボット・チラク、そして3人の女の子。
ミュージカルあり、ロマンス(?)あり、何でもありの楽しい宇宙活劇。
マクロスで有名な石黒昇が再び、スペースファンタジーとアイドルを結びつけようと苦心した全4話のクオリティは高い。
(メガゾーン23のアートランドが製作しているから
需要があればいずれDVD、BDと発売する可能性が・・・ねーかな)
1話の無重力場面、以降のスペースバトル場面等々、作画でも見るべき点は多数。
1話以降グングン伸びていく作画を見るに、やはり80年代後半の全盛期OVAクオリティは夢がありますよ。
キャストである関俊彦、神谷明、高田由美の掛け合いも
本作の大きな売りどころ?魅力となっている事はもはや言うまでも無い。
タイトルの星猫、というのは実は2話からの登場で、自分の主の通訳者としての登場。
だから自分ではなく主の言葉として話す。
残念ながら4話で主は死亡。以降星猫はニャーンとしか鳴かなくなる。
声は深雪さなえ。イメージ通りだろうかやはり愛らしいヴォイスの持ち主である。
マクロスの猫っ娘・シャミーでデビュー。オーガスでもマスコット、くりいむレモンでもSF。
SFには非常に縁のある声優なんだけど本作でもやってくれましたね。
他にマクロスだったらば神谷明、何でも屋・鈴木勝美。
富野系統なら戸田恵子、高田由美とSFオペラにして十分なキャストが。
(名シーン)
OVA、SF、アートランド、石黒という事もありながら結構俗的なえげつい要素も見受けられる。
1話のポルノ、バイブ君
2話の妙薬
3話の人身売買危機(貞操の危機)
などなど。そもそも星太郎(童貞)が根助(根が助平)と呼ばれるほどの
煩悩の塊であるから、下心満載で3人の少女を受け入れた・・・という導入からもそれは読み取れる。
非常におだやかで冒険があり、ちぐはぐで、OVAのスタンダード的な個性が終始。最もディスク化を望む一本がコレだ!
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一巻
二巻
三巻
四巻
ルナフェリス3人組
LISP3人組

ライラ
(平田久子) チャコ

ジョージョ
(三宮しのぶ) しのぶ

本作での、ミンメイ要素
つまりシンガーが彼女たちである。

左から植竹・平田・三宮
この3人組「LISP」(リスプ)は本作でのみ存在したグループである。
彼女たちは声優ではなく、おそらくアイドルの卵たちから結成されたのだと思われる。
この3人の中で唯一知られるキャリアを持つのがモモコクラブ・三宮しのぶだろうか。
人気があったというが、桃組メンバー内でも中々シングルCDが出せず
95年にSHI★NO★BU名義で8cmCD・歌手デビュー。
歌手デビューの条件にヌード写真集「Lollipop Angel―SHI・NO・BU」を出した。(女の意地とか執念を感じマスゾ!)
その後は芸能界引退?
3人とも1話目の前半は下手だったが後半からは自然な演技をこなす。全員、上手いじゃないですか。
三宮しのぶはロリータ的なイメージそのままにロリータ少女を可愛く演じる。
植竹も平田も、アニメ巨匠監督が声優的演技を嫌い素人を起用している風潮に駄々ハマリするであろう、
ヒジョーにマトモで気取らない演技を作る。
歌唱力的には、最初チャコが0.001ぐらいの差で劣っていたんだけど
「そして全てが終わり」でのパート聴く限り
かなりイイ感じに成長していたね。演技の方もナンバー1、のチャコ。
一番歌が上手いのが植竹。
で、作中最も見所として挙げられる(であろう)
3人の歌というのが石黒昇作詞の名曲揃いなんです。
しかしその歌をフルで、またはデジタルフォーマットで
つまりですよCDか何かで聴こうと思ったら
難しい。
歌唱集とか音楽集なるものはなく、ただVHS発売毎に封入されていた8cmCDを
見つけ出す以外方法はないのである。
(一巻)
おそらく、あまり売れなかったろう本作の新品のみについている8cmCDを見つけ出すのはターイヘン。
見つかっても中々の値段である。2曲収録で3000円とか・・・まあ貴重ってことだろうね。
せめて主題歌ぐらい普通にさあ
VHSの最後に黒バックで歌をフルで流すとか出来たのでは?
今となってはもう仕方ないけども。
シリアス、ポップ、ラブソング何でもございの
3人の歌唱力十分な楽曲を普通に聴けないのは悲しい!
・静かの海のルンバ
・秘密のDARK PIRATES
特にこれが良い!
まあ2つだけだけど。
持っているのは・・・。
(二巻)
今ではほとんどお目にかかれない幻の「LD」には本作の設定資料や宣材などが収録の他
話が終わる毎に、何とCDの収録順で曲が聴けちゃうのだ。でもね、CDの方が音質いいし。
だから、かまけることなくLD持ってるヤツもCD探して買おう!
しかし、最近のOVABDリリースの報を見るに
大体が復刻CDとかが付いている訳だ。何とかね、アートランドさん頑張れ超頑張れ。
俺の考えている理想的なアニメ、OVAのカタチに非常に近い作品なんだよね。
関係性を邪魔しない野郎とかが出てこない、箱庭的感覚でそのまま
ある意味、狭い世界の中で本編が終わるという。大体主役一派が素朴に最高で、好きだし。
3巻の親分一派も(カスすぎて)いいし、幼馴染もいいし、なによりルナフェリス3人組の素朴な美しさね。
ライラがすごくいいしね、みんないいですけどね。キャラクターだけじゃなくて世界観もいいですね。
あの、オタククサくもないし、だからといって淡泊でもないし、丁度いいんだな、個性が。
バランスのいいアニメファン向けの作品って意味じゃ、代表格だと思うんですけど。
パンチはないしインパクトもないんだが、だからこそ安心できるんだね。本作って優しいんだな。