ギリギリの立ち位置と生え際を守れ!
寡黙と熱気を併せ持つ紳士「男の中の男」 
〜ジーター〜
               

ジーターとは



ウエストサイド物語のキャラクター。 ジェット団の一員。 髪が薄い。影も薄い。でもダンディ。 演じるのはトミー・アボット。 1934年生まれで出演時は26歳。 ウエストサイド物語で振付師だったジェローム・ロビンズに 長年アシスタントとして付いており 本作もアシスタント兼として出演出来たのである。 鬼の様に厳しい男に付いていった結果 アメリカでも屈指の振付師となり 舞台劇の名作「屋根の上のバイオリン弾き」の振付を担当。 64年、76年、81年と舞台振付をそれぞれ担当。 81年に引退。 87年に死亡。52歳だった。


作中の活躍



 
メンバー内で最後の登場。 真ん中に陣取るが、影は薄い。  
バスケットボールの場面。 顔のアップはないが、そのデカすぎるスケールで スクリーンを独り占めにする(一瞬)。 ジーター。  
ジェット団でもっともダンディな男である。 スタイルも良く、顔も男らしい。 ポール・ニューマン系統の顔である。 その後の シャーク団の攻撃に可愛い反応を示すのがイイ。 ベビージョンが捕まった後 登場するジーター。 だが、この場面ようく見て欲しい。  
彼は廃墟から走ってきたのではない。 あの網目に潜んでいたのである。 ジッと様子を伺っていたが、 いよいよみんなが回ってきたから飛び出していったのだ。 ジーターよ。  
シャーク団のチルともみ合う男。 抱きついているのではなく ただ動きを制止しようとしているのだ。  
喧嘩が終わった後、誰からも助けられず また誰も助けず、一人服の乱れを直している。 格好良い。 いよいよ顔がハッキリ分かる。  
目の影からして非常に窪んでいる。 陰りがあるそのフェイスが ダンディと呼ばれる。  
ジェット団のボス・リフが見得を切る場面。 姿勢の良すぎるポーズと共に、確かな笑みをも浮かべる男。 何ともスマートだ。  
ジェット・ソングでも真ん中に陣取る男。 ロビンズのお気に入りだからか何なのかは知らないが 影が薄い割りに、ポジションは優遇されている。  
ここは俺たちの街だ! 万歳をする男・ジーター。ノリの良い男。  
一人飛び上がり ベビージョンの処遇を何度もチラ見する よく分からない男。考えたらコイツも不良。 体育館で ジェット団のドラマなき個性派メンバーが 超映画的演出でもって盛り上げる。 飛ぶジーター。  
瞬間、彼は鳥になった。  
6人中、前から3番目という またも真ん中らへんのポジションを守る男。 皆それぞれダンスに個性があり 鶏の様に首を前後させ、指の超高速的絶技を魅せる。 テクは相当だろう。  
しかし服装からしてダンディ。だが一人だけ浮いている。 友達の有無は分からないが もしかすると年齢の高さから?取っ付きにくそうな感じも。 ちなみにトミー・アボットはメンバー内最高齢である。 作中初の笑顔を見せるジーター。  
ボスの大活躍にテンションが上っている。 不良的な連帯感か?  
あの謎のメンバーの隣で楽しくやっている。 ジーターよ、そいつがお前の友達かい? おまけ うんこを我慢している様なアイス。  
 
バカップルの脇で アイスのタレを連れ込み美しい姿勢で踊る男。 何故彼女が?元カノか? と思ったらジーター初の目立つ場面。  
これが彼女らしい。 結構太めで、熟女っぽいカンジだ。 しかしこのカットに映り込む度胸と 謎の演出は気になる。ロビンズの罠。 ジーターの存在感や如何に?  
クラプキの悪口を言う算段に置いて またも一人ジャンプを敢行。 しかし誰も相手にしない。  
最後の締めでは、最前列でアピールをするジーター。 台詞はなく固有の出番はないが その為、良い場所を確保してくれるロビンズに やはり師匠愛を感じる。  
ドクの店に入っては、これは悲しい。 一人新聞を読む男。 いや、彼は孤高なのである。 クールな男だ。 ここに来て固有の出番が。  
そう、ジーターは見張り番だったのである。 大脱走の見張り役みたいな地味さ加減である。 だが何とも言えぬ格好良さがある。 これこそ都会の男たる規範である。 いや、サラリーマンを感じる。  
クールに煙草を吸うジーター。 これまた格好良い。男臭さが溢れておる。 そして警部の怒りにも クールな立ち姿で向かうジーター。  
このクソ格好良いポーズ!皆も真似しよう。 このダンディになめ腐ったポーズを! ダンディズム満載だ!!  
ここでも顔はよく分かる場面である。 一番整ったフェイスをしている。 生え際をオールバックで隠す男。 何とも色気がある。 戦争だ!  
トゥナイトのアンサンブルで ひょっこり地味過ぎる登場の後 皆ポーズを決める際にはリフの頭上という おいしいポジションを確保していた。 手にもつのはレンチ。ジーターとレンチ。 何とも魅力的な組み合わせである。 レンチでどう戦うのか? あー!ボスが殺された!  
最も台詞が少なく 積極的に存在感を醸し出す事を要求される2人が並ぶ。 ヤバそうな表情のジーターと違い ドン引き顔のビッグディール君。  
ルイス君との決闘は レンチ一切使用せずの微妙なもみ合いで終わった。 パトカーの音が聞え 迫真の表情で戦線離脱するジーター。  
またも一人離れたところで 煙草を吸っているジーター。 クールな体だが、煙草に落ち着きを求めているのだ。 最もクールな男・アイスが叫ぶ「COOL」。  
パウパウ2回言って前進を躍動させるジーター。 ウワーッ! 俺は誰だ?俺はジーターだ!!  
熱気漂う駐車場で 自らの葛藤と迷いを吹き飛ばす男。 格好良すぎるアイス。  
 
クールだが、その反面熱すぎる男。 最高に格好良いその姿に 直後ビビって顔を背けるAラブ。  
走り込み中盤で左側からにゅーっと 出てくるジーター。 その後もロビンズの見守る中 生え際も気にしない様子で熱きダンスをやり遂げるジーター。  
 
 
チームの精神が統一化された瞬間 孤独な男・ジーターは生まれ変わった・・・。  
皆が出て行くときも 一人脇にそれて待機する男。 地味な個性を発揮するジーター。  
そして最後にトビラを閉める。 ジーターって行儀が良い。 実は社会人だったりして。 そうして滅多にない台詞も終わり ジーターの出番もこれまで・・・ではなかった。 アニタの来場に またも後ろに回って逃げ場を防ぐジーター。  
その表情はゲスそのものである。  
アレ!? ジーターよ!どうしたというんだ!! あの礼儀正しいクールでダンディなジーターは どこに行ってしまったんだ!キャラ崩壊とはこの事だ! そう、これこそがCOOLで見つけた 「オレの生き方」  
劇中最高の役割を演ずるジーター。 全くの汚れ役と化す。 本編最高の笑みを浮かべるジーター。 ミュージカル初の笑顔がコレだ!!  
ウィ〜  
ここに来てテンションマックスの男。 楽しそう  

この顔はヤバイ!

 
最後も一人離れた場所を確保するジーター。 ジーターよ。  
そうしてマウスピースと共に去っていくジーター。 そこは一人じゃないんかい!! 作中様々な運命を辿る仲間達。 その中で、苦節ありながらも 汚すぎる「個性」を見つけたジーター。 ウエストサイド物語。彼の物語でもある。 ちょっと粋すぎたキャラクターだったが ダンディな雰囲気と服装は、見習うべきである。 そして映画出演はアボットさんこれが最後だから 名振付師の凄みを堪能せよ!!


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