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最初に書いておくが「藤木のねんざ」の藤木は 全まる子キャラの中で一番端正だ。笹山を預けてもいいね。
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俺は第一シリーズほとんど見てないから現行の第二シリーズが原点なんだよな。 でいわば第一シリーズはさくらももこのリリカルな面、優しさとか、素朴なあるあるネタがメインで それゆえにファンがつき、高い視聴率を誇った。なので第二シリーズは受け付けないという人もいるらしい。てことをしらなかった。 キャラクターがインフレしすぎて基地外みたいになったり、悪趣味だったり、全体での勝負でなくキャラクター勝負となったり まあさくらももこの作家的行き詰まりなのかそれともそっちが自然体なのかしらんが、 第一シリーズではリリカルに隠れていた悪趣味が全面に押し出されて、ともかく個性としては相当に違ったものに。 でも今見てもいいんだよな。特に始まって10年ぐらいまでは。 さくらももこ脚本もあり、セル画爛熟期特有の無駄な文学的ムードもあり、悪趣味ブームもあり、規制も緩いしキャストも元気でね、エネルギッシュですよ。 で、なんかこう勇気をもらえるんだな。あいつらくずだろ、ほぼ。だから俺もくずでいいとかじゃなくて、やっぱ人間そういう面あるもんなと。 くずだから嫌、じゃなくて、みんなそんなところあるもんなって。ダウンタウンが国民的人気とか言われてるぐらいだからさ 大衆感覚ってのは、やっぱいやらしいもんなんじゃないすか?7人の侍で菊千代が言ってたじゃん。百姓をなんだと思ってた 仏様とでも思ってたか 笑わしちゃいけねえや 百姓ほど悪づりした生き物はいねえんだぜ 百姓ってのはな、けちんぼで、ずるくて、泣き虫で、意地悪で、間抜けで、人殺しだ! まさしく、それ。菊千代の言葉がそのまんまストレートに通じるのがまる子の第二シーズンなんだよな。 今はひどいけどね。フルハイビジョン入ってからか、一回2話体制にしたからか色々あるんだろうけど 2010年にはもうあかんかったね。本も緩いし、キャストは衰えてるし。本が一番ひどいな。 どこ目指したいかわからないんだよな。悪趣味な第二シリーズが人気を博し、 いつの間にか国民的アニメになってしまったもんだから 国民的アニメ特有の規制の強さと優しさと安心感とで エネルギッシュな悪趣味という作品最大の強みをぶち殺され、じゃあ何が残ったのかと。 サザエさんも初期はスラップスティックコメディで、路線変更し今のとんちの利いた微笑ましい流れが。 でそっちの方が長く親しまれており、まる子とは逆。そもそもまる子にはとんちの利いた流れがあるといえばそれもない。 とんち勝負でなく悪趣味勝負だったからないものを伸ばすことはできない。 ダウンタウンも昔は悪趣味路線で後輩いじめ、しかし今では優しいコンビとかいじられを許容したりとかで 愛されキャラという路線変更が成功。結局、時代の笑いの質が変わったということなのか? 否、今でも後輩いじりは笑いのネタの一つだ。しかしかつてのように露骨にやらないだけで、今も継続中。 じゃあまる子はどうかといえば、悪趣味からランクダウンして落とす笑いという別ジャンルになっている。 悪趣味の中でキャラクターが輝いたんだが、落とす笑いではキャラクターもゆるい。 結局、まる子の場合は味が薄まっただけなんだよね。 だからと言って第一シリーズのような朴訥なノリもなく、そらそうだよな第二シリーズだから。 第一と第二は違うから。あっちのまる子とこっちのまる子は違うから。こっちのまる子の問題だから。 で、昔のまる子が、対象を思いきり張り倒すんだったら、今のは軽く小突くみたいな。 カタルシスもないし、満足感もないし、当然助走もないしと、ないない尽くし。 サザエさんみたいに何かを得たかといえば、まあ一部キャラクター推しぐらいかな。 忍たまと同様、キャラクター推し以外にすべてを切り捨て、でそのキャラクターは城ケ崎と笹山と大野とか そういう美少年美少女キャラね。もう何のアニメやねんと。しかも昔の魅せ方の方がよかったしね。 全体どう考えても低予算だし、セルの頃にあった演出の緊張感とかセンスもなく、 なんのためにやってんの?って感じだ。ただ国民的という地位を局が失いたくないということか。 第二シーズン入って一気に存在感を増したのが藤木永沢のコンビ。 漫画永沢くんの個性を逆輸入的にアニメに入れ込んだ結果、藤木は等身大な卑怯キャラ 永沢は嫌味な冷笑キャラとなり、第一シリーズにあった素朴な関係性が消滅し 互いに認め合いつつも、俺はこいつよりマシだと交互に感じているという歪なコンビが誕生した。 それに合わせて美少女キャラの笹山と城ケ崎が登場。一気に華が咲き、作品が濃厚に。 で、こいつら出る話が一番面白いというか、スタッフ乗りまくってるのがわかんだよな。 特にやっぱり藤木な。 結局ほかのキャラクターはさ、フツーの面白さというか、関口とかは道徳の教科書みたいだし 浜司一派もフツーだし、まる子らもフツーだし、野口と小杉と丸尾と花輪とみぎわは飛び道具だし じゃあ藤木は、すごい等身大な卑怯という、あるあるネタというか共感しやすいというか なんかこう文学的な繊細さがあるんだよな。子供より大人の方が楽しめるキャラ。 それこそ第二シーズンのセル画の暗いトーンや演出の冷徹さと最もはまり、相乗効果をあげられるキャラクターに。
さらに背が高くって、スケートができて、でも勉強スポーツまるでダメ。 で笹山という美少女に対する恋愛話もあったり、まる子キャラの中でもデラックスな個性で だからこそ遊びまくり、コケにしまくり、出番増えまくりで気合入りまくり。 まる子第二シーズンの悪趣味を象徴する、高度な笑いというか、より意地の悪い笑いを担当。 しかし今ではただの気の弱いお調子者レベルに個性が低下し、作中ナンバー1の端正な表情もブサイクに。 端正ってのは笑いどこじゃなくて、ほかのキャラと顔の造形が異なってて、藤木の方が顔がリアルよりで 表情の遊びも多くて、作画監督による顔レベルが笹山と並んでコロコロ変わる。
藤木くん
で藤木の顔は藤木のねんざが一番かっこいい。 他の回の藤木と比べてみると一目瞭然なんだけど もうはっきりとハンサムとして描かれているのがわかる。 いつものように永沢たちに詰められ、俺にはスケートしかないんじゃと圧巻のプレイで心を満たすが 着地に失敗し捻挫してしまう。しかし得意のスケートで捻挫したとなっては自尊心はボロボロだ だから学校でもスケート関係なくこけて捻挫したとウソを言う。 しかしまる子らと帰宅途中、捻挫を助けてくれた学生とぱったりと会い、ウソが暴かれ 去っていくまる子らに笹山さんには言わないでくれと走り寄るが捻挫により断念、終。 いつものようにぼろくそ言われる藤木。
卑屈な悲しみでなく、力(りき)入った絵姿がいい。 リアル調の造形だからか、泣き顔すら端正に見える。 俺にはスケートしかない・・・
出発シーンの藤木はキワキワの官能性を抱え、将来の大器を覗かせる。 こんな小3います? スケートシーンでの藤木。 自信に満ちた表情をまずもって見せつけ
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ナルシズムも伴って、普段の藤木からは想像できない陽性の笑み。
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か、かっこいい・・・。 しかし調子にのって捻挫を・・・
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この藤木はなんとも可愛らしく、整って、骨っぽくもあり 素朴にイケてる。痛みと自尊心の共存が・・・。濃厚な表情だ。 しかし、こんな顔してる藤木をクラスメートの誰一人として見てないというのが藤木らしい。 今改めてファッションセンスが俳優座。
見た目年齢的には大人なんだろうな。 登校。捻挫のあと。
足上げにより図らずも足の長さと長身ぶりがピックアップされる。 でちょっと男らしい。これは体形やリアルな造形にあるんだろうが・・・。 笹山さんに捻挫のことを聞かれ誤魔化す
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下の不思議は端正&端正で、何一つ欠点がない素晴らしい表情だ。 ただの好青年。笹山さんと付き合ってもいいね。 こういう藤木の可能性を奪ったのは何か。環境、親、永沢、放火、クラスメート、日本、さくらももこ・・・。 調子のって正体ばれるオチ
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まる子キャラでイケメンって大野とか花輪くんとかだけど うん、この藤木が一番格好いいよ。リアルよりの造形がいいんだろうな。鼻とかね。 長身だし、遊びあるし、表情もころころ変わるし、可能性の塊というやつだ。 間違いなく藤木ファンの作品であることは間違いない。作り手受け手ともに・・・。 作画、演出共に全盛期なんで、おなか一杯。 残念ながらこの話の笹山さんカバみたいな顔なんだけど・・・
もしこの回の藤木がスタンダード像なら 笹山さんとは完全お似合いだ。(性格以外・・・?)
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責任持ちます
俺は藤木を想う時、いつもこの回の藤木だけどね。素晴らしいよね。 今ではあえてかブサイクよりになっちゃったんだよな藤木はな。 この話と比べたら雲泥の差でね。 声がひどいね。特に藤木が。 低い声がほぼ出てなくて、中友子がしゃべっているという感じで演技になってないんだよな。 笹山さんもちょっと苦しくなってきて、山田はもうだめだな。 国民的アニメになったことで悪趣味が薄れ、悪趣味の極みにより生かされた藤木は 当然キャラ内で最も個性が薄まり、顔が変わり、声もダメになり、と 第二シーズンの栄光と挫折を象徴するキャラクターに。第二シーズンの主役は藤木かもしれん。 徐々に存在感増し、原作者やスタッフに気に入られ、しかし徐々に落ち込んでいくってコナンの光彦もそうだな。 最初はちょっと嫌味な優等生キャラから一転、声のよさから徐々に二枚目よりになり、灰原への片思いとかいう設定も。 しかし藤木と同様、ここ10年ちょっとで、キャラデザが崩れで二枚目でなくなり、また声も出てないんで、あかんね。