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「土地というのは古いものだから、住む人々の残留思念みたいなものが残っているんじゃないかと思ったんです。 それが影響を与えるようになるというのが、友引町の思考力につながっているわけです。僕は元々ファンタジーが好きだから出た発想かもしれないけど。 ラムは宇宙人ですね。思考力を持っている友引町にすれば、ラムは電撃などの超能力を持った異質の存在なんですよ。それで、その超能力を奪って普通の人間にしようとするみたいなところがあるんじゃないかと考えたんです。 今回が僕の最後のうる星やつらになると思います。というのは、今までずっと思ってきたことを全部入れてあるからなんです。 行ってみれば、うる星世界そのものを物語に置き換えたのが、今回のパート4というワケです。」 やまざきかずお
「まず、ゲストは出しません。山崎さんとアイディアを出し合った段階で、ゲストはやめようと…。 その必要がないと思うんだよね。面白いキャラがたっぷりいるもの。それと、ストーリーの柱は当然あるけど、オムニバス風の 仕掛けを入れるつもり。TVの方で金庫に閉じ込められるとか、女湯をのぞくとかで、一本持たせちゃうヤツがあったでしょ。 うる星の面白さって、あれだと思うんだよね。だから、キャラクターの掛け合いでたっぷり遊ぶ予定なので、期待してほしいね。 お話の鍵は、言っちゃっていいのかな・・・(笑)。 友引町vsラムたちってことかな。特にラムが大きく関わってくるんだけど、ラムは何故この町にいるのか!? ラムと友引町は、宿命の糸で結ばれているんじゃないか!?と、まあ、このくらいでカンベンしてヨ(笑)」 井上敏樹
4回目の映画化となったうる星やつら。今回は、やまざきかずお監督と井上敏樹の共同脚本で、 うる星やつらの世界の大前提であるラム=宇宙人に変化を与えた。 この大胆なストーリーに、さらに今回は人気急上昇の土器手司氏を作画監督して迎えている。 スタッフを見ただけで、この映画のクオリティの高さは保証付きと言えるね。 今までの3作は、いずれも映画のためのゲスト・キャラを用意していたが、初めてゲスト・キャラなしでストーリーを展開している。 そのかわりに面堂やしのぶの夢の中で、中たちがさまざまな紛争で登場してくるのが楽しい。 さて、そんな新しい魅力を持ったラム・ザ・フィーエバーを作り出したやまざきかずお監督にこの作品のポイントを聞いてみた。 「この作品をやるにあたっては、まず大前提となるうる星やつらの世界を問題にしたかったんですよ。 この作品の世界っていうのは、たとえどんなことがおきたとしても、冗談よの一言で済んでしまう、何とかなってしまうんです。 言ってみれば予定調和の世界で、果たしてそんな世界の中でドラマというものが成立するんだろうか、そんな考えが僕の中にあったワケ。 空を飛んだり、電撃を出したり、そんな超能力を持ったものは、常識的な歴史を重ねてきた世界では取り込まれてしまうんじゃないか、という発想も生まれて、 それじゃ、普通の人へと姿を変えてしまう話を…となったんですよ。 この作品では、派手なことをやっているようでいて、それ程派手なところはないんですよ。 注目してもらいたいのは、しのぶです。しのぶの前半の長いセリフが、実はラストの桜のセリフとシンクロするように作ってあるんです。 当然、重要なセリフなんですが、二人のセリフがシンクロしていることは、ちょっとわかりにくいと思います。 これと言って絵的に細工したところなどもないんですが、面堂が夢に入っていくところでは、絵をたくさん重ねて効果も加えました。 自分ではもう一つとも思いますが、なかなか効果は上がっているようですね。 それと、面堂としのぶのデートのシーンはかなり注意して作っています。今どきの若いカップルが小さな恋のメロディというわけにもいかないんで、すこし大人 っぽい映画を流しました。ニューヨークかなんかの下町で、下着姿の女がベッドから阿智上がる、 ワイシャツ姿の男が上着を取る。そのそばらには網掛けの子供服。男の持った上着から拳銃が落ち、女がその銃を拾って男に向ける。 しかし、感極まった女は結局、拳銃を落として顔を手で覆う。そんな女の方に男が手を置く――。そういった映画ですが、 それとオーバーラップするように面堂としのぶがあわやという所まで行くんです。 とにかく、この映画では、ファンの皆さんも含めて、持っているうる星のイメージをもう一度整理しなおしてもらおう、というのがテーマになっています。 みんな、それぞれに少しずつ違ううる星増を持っているのは確かですが、それを見直してもらって、作品そのものを新鮮な感覚で見てもらいたいですね。 そういった意味から、よけいな先入観は持たずにこの映画を見てほしいと思います。」
ラムが角と超能力を失い、普通の女の子になってしまう、というシリーズ最大の危機を迎えます。 鬼姫伝説のホラー感覚、友引町そのものが思考力を持つSFセンス、 さらに友引町を二分するシティ・ウォーズの一大スペクタクルなどなど様々な面白要素が濃縮され、 一瞬たりとも見過ごすことができない映画です。 東宝宣伝部