軽いノリの時代に、佐藤浩市は、トコトン自分を張って生きている男の一人である。女のつきあい方ひとつをとってみても、そこらへんの軽い男とわけがちがう。 「つきあう相手とはね、いちおう結婚を前提に交際します。一人前の男としては、いつ結婚してもいいと覚悟ぐらいしておかないと、相手に失礼になるからね」 これだけすべてを賭けて女とつきあえばモテないわけがない。佐藤の父親は、三国連太郎。この父親も、放蕩無頼で聞こえている男だ。3度離婚して、現在の妻は4人目。 「オヤジさんは、ねっとりくるほうだけど、 セガレはストレートな反逆児だから、女には可愛く見えるかもしれないね」(芸能評論家・ 加東康一氏)

「反逆児」といっても、そんじょそこらの悪 ガキとちがって、徹底している。佐藤は、高2のころから家を飛び出て「完璧に好きなことができる」と1人でアパート暮らしを始めた。そのころ、三国と離婚した母のもとに身を寄せていたが、以来、自活しているのだ。 生活するために職業を転々としている。製本屋のアルバイト、レストランのウエイター、ビルの掃除など、手当たり次第にアルバイトをして食いつないできている。 そんなとき、たいていの奴は、世をすねてみせるものだが、佐藤は、 「アメリカが見えるじゃないか」 バーボンを飲んでいたという。 しかし、やはりカエルの子はカエルというか、そのころNHKの『続・続事件』で、母子相姦という難しい役をこなし、一躍認められた。 あまり話したがらないが、 「子供のときから体が大きかったから、力が 強く、ケンカは負けなかった」 というから相当鳴らしたほうらしい。

ところで容貌はふてぶてしく見えても「 2人になると優しい」(前出・加東氏)という。これでは女が放っておかないだろう。 古くは、松原千明、片平なぎさ。最近では モデルの妻と離婚した原因といわれている手塚理美。それに岸本加世子らとの噂も・・・・・・。そして、こんなニクイこともいっている。 「人を好きになることが、いちばんエキセントリックで楽しいことでね」 しかも、女に甘え、夢中になる。 「一緒に風呂に入って、頭を洗ってもらいたいくらいなんです。女の人がいなければ、何もできない。メチャメチャ甘えるタイプなんです。そう、女とはできるかぎり一緒にいたい。最後はトイレまで一緒についていく」 ある週刊誌での告白だ。 10月末には『敦煌』の中国ロケから帰ってくる。また女たちが騒ぐだろう。


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