「色指定」の図 モデル/西村美智子




出身 愛媛
年鑑 22才
血液型 B型
住居 小平市に家族と同居
収入 ふつうじゃないでしょうか
愛車 ヤマハRZ125S
趣味 つりと新人いびり・・・・?!
尊敬する人 保田道世さん
好きなタイプ お金持ちのおぼっちゃま
好きなアニメ クリィミーマミ
好きなテレビ みません
好きな映画 ホラー
好きな本 読みません
好きな音楽 うとい







今月は「今週のユーミのパンツの色は?」と本誌男性編集部員たちを色めきたたせている(!)「パステルユーミ」の西村美智子さんに登場してもらいました。







■色指定への道
四国は愛媛県の高校のデザイン科を卒業した西村さんは、「絶対絵の仕事がしたい」と上京を決意する。
東京でのひとり暮らしを心配するお母さんと「2年で帰る」約束をし、知人の紹介で「スタジオぴえろ」へ。
最初の仕事は「うる星やつら」の仕上げ検査。仕上げスタジオから続々とあがってくるセル画をチェックし、色の違いを直していく作業だ。
2年半のキャリアを積んだころ、色指定に欠員ができ、社内で募集があった。
「だれかやりませんか、といわれたとき思わず手をあげました。おもしろそうで、いちどはやってみたかったんです」
そして「ペルシャ」の最終2話から「マジカルエミ」「パステルユーミ」と魔女っ子ものを連続して担当。しかし、みるのとやってみるのとでは大違い。
「デザイン科卒で色の基本的な知識はあったし、仕上げ検査で魔法少女ものをとおしてやってきたからシリーズの色"が感覚的にわかってたつもりだったのでなんとかなると思ったのですが、実際やってみると本当にむずかしい。これまでは興味なかったファッション誌も、いまは大切な研究材料です」
最近は目に映る物の色を、つい絵の具の番号におきかえてみてしまう。それほど仕事の難しさを実感しているという。







色指定の仕事
まずメインキャラ。実際にセルをぬってみて色をきめ、色指定表を作る。色指定表はキャラにぬるセル絵の具の番号をかいたもので、仕上げの人はこの番号に従って塗っていくのだ。
次に各話の進行。これもメイン同様にゲストキャラの色指定表を作る。そし動画カットがあがるごとに、表にはないもの(少ししか出てこない人や、ドアや机などの背景セル)に指定を入れていく。色は全部で145種。その中から、最もふさわしい色を選んでいくのだ。







■志望者にひとこと
色指定になるための第1条件はときくと、
「セルの処理の仕方を知っていること。そうでないと色は扱えません」
とのこと。色指定のほとんどが仕上げ、仕上げ検査経験者なのはこのためだろう。
「もっと仕事を続けたい」と約束の2年たっても戻らない熱意に負けて最近家族が東京に引っ越してきてくれた。そんな家族のためにも「みる人がワァきれい、というような画面を作りたい」といま西村さんは意欲満々だ。





アニメ大すきのプロデューサー・堀越徹さん



「テレビっていうのはB級のおもしろさだと思うんです。その点『空飛ぶゆうれい船』はB級のアニメとし実によくできているでしょう。ぼくは作品を作るときいつも”このくらいのおもしろさの印象を与えなければいけない”と思ってやるんです。なかなか超えた"と思えるものは作れませんけどね」
現在、堀越さんは�@視聴者の年齢層を下げる�A魔法を使ったらどんな楽しいことができるのか?を描く魔法ものの原点に戻る”というねらいをもって「パステルユーミ」を製作中。はたして「ゆうれい船」を超えられるか?





今月はパステルユーミの演出家で10月に洞沢由美子嬢(ユーミのキャラデザイナー)との結婚を控え、大ハリきりの片山一良さんにお話をお聞きした。



「魔法もの」は「マミ」で終わった



「ぼく自身は「魔法」というのは、子どものころだけ持っている自由さとか奔放さとかをほんの少しデフォルメしたものだ、と捉えているんです。高い木に昇ったとか塀の上を全力疾走したとかいうこととほとんど同義なのではないかと......。
その意味で「クリィミーマミ』の最終回のエンディングというのはすごいと思います。おとなになった俊夫たちはマミの活躍を子どものころの楽しかった思い出としてふり返っているんだろうなあ。子どもからおとなに成長するときに、別に悲しいことではないんだけどひとつの世界別れなければならない。それを「魔法』ということばで象徴している...............。はっきりいって「魔法もの』としての『魔法シリーズ』は『マミ』でもう終わっているんですよ」
片山さん自身は「ペルシャ」から「魔法シリーズ」に参加しているが、あまり「魔法もの」としての意識は持っていないという。「時には魔法を出さなくても十分話は成立するのに、魔法を出すためだけに別の事件を起こさなければならないこともあるんですよ」
傑作と評価の高い「ペルシャ」最終話「ペルシャが好き!」では、各キャラクターへの思い入れを軸に、「マミ」最終話とはちがう"別れ”魔法(子ども時代の自分)との別れではなく、もっとリアルな人と人との別れを描いたつもりだとのことだ。
「『ウルトラマンタロウ」の最終回で東光太郎が人混みのなかに消えていラストシーンがすきで、それをイメージして演出したんですよ。でも尺数の関係で、ずいぶんやりたいところを切っちゃったんで残念。どこ完璧版『ペルシャ最終回」を作らせてくれないかなあ」
「ユーミ」のほうは、これから健太くんとユーミちゃんの関係に恭平さんをからめながらラストへ向かそうである。片山さんの健闘を期待しよう。

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