とことんVIDEO研究室ビデオラボ
「魔法のアイドルパステルユーミ」LD化!キャラデザイン・洞沢由美子さんにきく
スキップ、ステップ、スティック~っと。
そんなわけで今月のビデオラボはといいますと、「クリィミーマミ」を皮切りに「ペルシャ」「エミ」とぴえ魔女っ子シリーズのLDセットが発売されてきました。そしていよいよシリーズ最終作「魔法のアイドル▲洞沢由美子さん。「パステルユーミ」のキャラクターデザインを担当。現在はマンガ家として活躍中パステルユーミ」のLDセットが発売(3月21日発売、618分、税込価格/48260円)となりまーす!
「ユーミ』の最大の特徴はといいますと、ほかのぴえろ魔女っ子シリーズとはちがって、魔法を使って成長しないのです。もちろん魔法は使いますが、主人公のユーミがアイドル歌手や天才マジシャンに変身することはありません。あくまでユーミはユーミ自身のままで、さまざまな事件に対処していきます。といっても「マミ」や「ペルシャ」や「エミ」は知ってても、さすがに「ユーミ」は知らないなあ、という人は多いことでしょう。洞沢さんのお話の前に、簡単に「ユーミ」の基礎知識などをば、講釈しちゃいましょうね。「ユーミ」は「クリィミーマミ」に始まるぴえろ魔女っ子シリーズの第4作です。放映期間は86年3月7日~9月5日、全25話。
ユーミはフラワータウンで花屋を営む花園家のひとり娘で、花とマンガが大好き。ユーミは年に一度のカーニバルの日、花の妖精・カキ丸とケシ丸から魔法のペンダントとステッキを授けられた。この魔法の道具を使うことで、ユーミは自分が描いた絵を一定時間本物にかえることができるようになったのだ。
ま、こんな感じでストーリーは始まります。監督は前作「エミ」の安濃高志さんに変わって、鴫野彰さんが担当。そしてキャラクターデザインは洞沢由美子さん。この作品は洞沢さん初のメインキャラデザ作品です。そして今月はそのキャラクターデザインを担当された洞沢さんにお話をお聞きしました。
AM 洞沢さんが「ユーミ」に参加されたときは、すでにキャラクターのデータというか、文字情報はできあがっていたのですか。
洞沢 そうですね。主人公のユーミだけは、リボンとソバカスのある女の子というビジュアルな情報がありました。ほかのキャラクターはそのキャラの性格とかを書いたものはありました。
AM ユーミの設定に裸のものが多いのは、やっぱり入浴シーンが多いからなんですか?
洞沢 確かに入浴シーンは多かった作品ですけど、そのために起こした設定というわけではないんです。
AM するとこれは。
洞沢 初めにデザインしたときは、まだ衣装の方が決まってなかったんですよ。そこでとりあえずユーミの衣装はおいといて、先に中身のユーミのデザインを決めようということで。かわいそうではあったんですが、パンツ1枚の状態の設定を何枚か起こしたわけです。だから決して入浴シーンが多いからって、そのための設定じゃないんです(笑)。
AM ユーミのほかのレギュラーキャラクターも、ラフイメージというのはあったんですか。
洞沢 ほかのキャラクターはビジュアルイメージはなくて、性格とかどこに住んでるとかの情報がありました。そこから自分なりのイメージで描き起こしていきました。
AM 大きなリテイクとか、こうしてほしいという指示はありましたか。
洞沢 いえ、とくに大きな直しは国光くらいですね。国光はまったくちがうルックスのものを3、4種類描いた覚えがあります。ほかのキャラは衣装とか持ち物みたいな細かい部分での直しはあったけど、大きくルックス自体が変更になるというものはありませんでしたね。
AM じゃあ、わりとすんなりとキャラデザインは済んだという。
洞沢 そうですね。「クリィミーマミ」から参加していましたから、同じシリーズということもあったし、絵のタッチは前作にならった感じにしましたから。そう苦労するということはなかったですね。ただ、制作に入ってからは、前の「ペルシャ」や「エミ」でもそうなんですけど、わりとスタッフの人数が多かったんですよ。いつも同じスタッフならば、問題はないんですが、その回だけの助っ人できた人がいる場合は、絵柄の統一というのが難しくて。ご存知のとおり、あのシリーズはスケジュールもきつかったんで全部チェックできないこともありました。
AM 絵柄というとやはり少女ものの絵の線みたいなことですか。
洞沢 ええ、少女向けのやわらかい線を基本にしたんですけどね。ずっとメカものとかロボットアニメをやっていた人だったりすると、やはりそういう線で絵が描けないことが多いんですよね。
AM それでスケジュールもキツイ。
洞沢 ええ、メインキャラだったら全部直せますけど、モブシーンになるともうだめです(笑)。直せずにそのまま画面にでてしまったものも、多いですよ。
AM キャラデザインをしていたときの「ユーミ」と、動きだしてからの「ユーミ」とでは、印象が変わりましたか?
洞沢 魔法の表現が最初に自分が考えていたのとちがってましたね。描いた絵がそのまま動き出すのかと思っていたんです。それが初号を観たら、描いた絵が本物に変貌していくというもので。あと残念なのは、漫画家になりたいと思っている女の子というユーミの側面を描けなかったことですね。
AM 今回のLDセットのボックスアートとジャケットを描き下すそうですが。どんな絵になりそうです
洞沢 いやあ、岸(義之)さんの「ペル「シャ」や「エミ」をみると、プレッシャーを感じますねえ(笑)。しっかり自分の世界でものを描いてるから。ボックスの方はもうできあがっているんです。あとはジャケットの方なんですが、これが7枚で、これをどう料理しようか悩んでいるんですよ。収録エピソードをモチーフにするよりは、こういうシーンが欲しかったみたいな、オリジナルのユーミを描いてみたいですね。
AM 洞沢さんのファンは即レコード屋さんで予約!ですね(笑)。
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