渋い個性のあるマスクで、テレビや映画で活躍している細川俊夫さんが、その多忙なスケジュールをやりくって6月28日九州延岡市にやって来た。日本競歩界の第一人者、三輪寿美雄選手(旭化成延岡工場勤務)の現地指導のためである。というと不思議に思う人もいると思うが、細川さんは昨年5月からレッキとした、日本陸連オリンピック競歩の強化コーチ。
「中学時代のマラソンを入れれば競技歴は30年、もし役者業をやっていなければ、東京オリンピックの金メダルはわたしがいただいたのに」と日焼けした顔で笑う。いっしょに指導に参加した旭化成陸上競技部の広島庫夫コーチも「細川さんのような柔らかいフォームははじめてみた。役者にしておくのは惜しいような気がする」と驚いていた。 細川さんは27、28、29年と全日本選手権の一万メートル、五万メートル競歩に連続優勝した実績の持ち主。 その豊富な経験と知識を生かし、手をとり足をとり、後輩の三輪寿雄選手をコーチする。戻る