1月21日、キャンペーンのため来日したマイケル・チミノ監督とジョーイ・タイ役のジョン・ローンが出席して記者会見が行われた。会場のキャピタル東急白真珠の間にはおよそ180名の報道陣がつめかけ、TVのライトのせいもあって外の寒さとは対照的に汗ばむほどの熱さ。拍手に迎えられて登場したチミノ監督は焦げ茶色のセーターにグレーの上着とフなスタイル。白いスーツのジョン・ローンはスクリーンのイメージ通りのハンサムガイだ。彼は13歳の時、京劇の公演に加わって1ヵ月ほど東京にいたことがあるが、その時の記憶は全然なく、今度が初来日のような気分ということだ。

ジョン・ローンは、ジョーイ・タイの野望を演じてみて自分にも形は違うが野望があることを発見したという。「まず人間として成長すること。良い役者にもなりたいが、ただ上手いという意味ではなく人間性を感じさせる役者になりたい。そのためにも小手先のごまかしではないきちっとした演技が出来るようになりたい」となかなかスケールが大きい。チミノのようにダイナミックな監督の作品に出られたことは幸運で光栄に思うと言うジョン・ローンに、「彼のような新しい世代の新しい俳優が出てきたからこそ、この映画が出来た」と監督が応じる。チミノは、西部開拓時代の鉄道建設の映画を作りたいと構想を練っているそうだが、今回、中国系の俳優を起用して成功したことによって、実現の可能性が大きくなったということだ。


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