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いよいよ夏ですね。私のいちばん好きな季節。夏が近づくと、何か無性になつかしい気持ちになるのです。でも いったい、何がなつかしいのかわからなくて、小さい頃のことをいろいろ思い出してみるんですね。初めて見た海の大きさ・・・・・・、早起きして出かけた近くの空地のラジオ体操、花火大会、両親に手伝ってもらった夏休みの自由研究............。でも、結局、人の心にあ何かをつかみきれないまま、秋を迎えてしまうのです。こうして、今また、何度かの夏が訪れ、同時に心の中になつかしさがよみがえり、ふと気づいたことがあるんです。何年もわからずじまいになっていた、このなつかしさはそんな具体的な出来事とか言葉ではなくて、幼い頃、脳裏に焼き付いた夏の「風景」みたいなものだったのではないか・・・・・・って。たとえば、小さな自分の部屋の窓にまっ青なすだれがかかっていたこととか、庭のかたすみに毎日赤朝顔が咲いていたこととか・・・・・・。そして、そこに流れていた、空気みたいなものが、無性になつかしかったんじゃないかって。
小さい頃、よく柱や壁、机のすみなんかに「○月×日、六年生になる」とか、「○月×日『ミラーマン』最終回」 なんて落書きしていたのだけれど、そんな柱の傷と一緒に、その頃の「風景」みたいなものが私の心のどこかに残っていたのでしょうね......。
皆さんもこんな思いにかられたことあるんじゃないかしら......。幼い頃に肌で感じとった「空気」って、おとなになっても覚えていて、何かの拍子に、ふと思い出したりすることがあるんじゃないかしら......。
なんて、こんなことを感じながら、この夏、何か新しい感動と出会いたいなあ・・・・・・なんて思ってます。
空は夏・・・
雲はキラキラ・・・・・
背のびする自分・・・・・・
街は夏・・・
コーヒーショップはザワザワ・・・
立ち止まる自分・・・
風は夏......
人の心は海・・・・・・
私の心は水平線・・・・・・
思い出を数えているうちに
駆けぬけてしまう夏
その短い夏に飛び込みたくて
今私の心は梅雨あけ宣言・・・・・!