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音楽と映画の輝かしい昇華 評論家 尾崎宏次 聞きながら見ている、身ながら聞いている。映画は音楽をすっかりそういう新境地へ持ち出してしまった。 この映画は、そのうえ、生活から湧き出してくる歌を作ってみせる。 見るというほうから言えば、私は、広場で楽しむ踊りの現代味が、うしろのふるい建物と交錯し調和するのが 愉快でならない。音楽映画が、これでやっと街へ出たという感じだった、陽光がにおってきた。
心から陶酔できる珠玉のような作品 映画評論家 荻 昌弘 ロシュフォールの恋人たちは、たましいのいちばん大事な宝、美しさに感ずる心と、愛を信じるあたたかい心、この結婚が生みだした結晶体である。 私たちは、このミュージカルを見るのに、何の音楽知識もいらない、通である必要もない、ただただ、この、センスあふれる豊かな色彩、 あこがれにみちたルグランのメロディ、そして、世界と人を愛する喜びでこおどりしている登場人物たちに童心のすなおさで共感し、 陶酔すればいいのである。それにしても、このイメージの、なんという趣味のよさ。ドミー監督の、なんという心の優しさ!
エスプリとムードあふれる秀作 映画評論家 双葉十三郎 これは劇場の舞台や撮影所のセットで作られたミュージカルではない。 現実の町ロシュフォールの、あの街角、この広場が、歌と踊りで満たされる。さわやかな色彩、さわやかな音楽、さわやかな踊り、 そしてさわやかな若者たちと乙女たちのタブロー。 フランスならではのエスプリと優しいムードにあふれたこの一篇は、あの秀作シェルブールの雨傘以上に若いみなさんを楽しませるにちがいない。
抜群の色彩の美しさ 評論家 芦原英了 大変珍しい映画で、フランスでもこんなものを作るようになったのかとびっくりした シェルブールの雨傘で一度びっくりしたが、今度はまた同じコンビのドミーとルグランにもう一度びっくりさせられたわけである。 前は歌だけだったが、ここではふんだんに踊りが見られる。色彩が美しいことは抜群で、さすがはフランス映画だと思わせる。 これでまた旧軍港のロシュフォールは、シェルブールと同じように有名になるだろう。
ステキな恋のムードがいっぱい! 西野バレエ団 ドヌーブ=ドルレアック姉妹のエレガントさが、フランスの香りを華やかにふりまき、港町を舞台にした恋人たちの出会いが甘い 陶酔の世界に私を誘う・・・。完全にシビレた二時間でした。
美しい色彩に魅了 歌手 ロミ・山田 気が遠くなるほど美しい色彩が画面いっぱいに溢れ、その中にくりひろげられる恋人たちのドラマが、素晴らしい詩となり、 歌となり踊りとなっていく!画面に飛びこんでしまいたい、そう思いつづけさせた二時間でした。
最高の娯楽作品 レビュー演出家 宇津秀男 まったく素晴らしい。快よい興奮の二時間、一度見たら二度、三度と観たくなるロシュフォールの恋人たち。 さすが最高の娯楽作品と云われても文句なし。カラー美しさ、出演者の熱演、キャストの人たちの敬意を表したい。
親しみやすく、たのしいミュージカル 女優 草笛光子 シェルブールの雨傘とは打って変わった踊りのすばらしさにまず圧倒されてしまいました。 主題歌もみなリズミカルで、親しみやすく、見終わった後、思わず口ずさんでいたほどです。 フランスのミュージカルがこんなにたのしいなんて予想もできませんでした。
満腹感を味わった二時間 音楽評論家 阿倍寧 久しぶりにご馳走を食べたような気がした。しかもその味わいたるや実に親しみやすい。 全編に溢れるミッシェル・ルグランの音楽に、ただ陶然とするばかりの二時間であった。
ミュージカルの最高傑作 デザイナー 大内順子 数々のミュージカルの名作の良さ、すばらしさ、たのしさをすべて盛り込んで、 それを甘く可愛い色彩で砂糖菓子のようにまとめた―― そんな感じがいたします。
フランスらしいミュージカル 漫画家 やなせたかし なによりも生粋のフランス・ミュージカル、なによりもやさしい心にあふれた美しい映画です。
小気味よいテンポ、スケールの大きいミュージカル TBS製作現業部 沢田春夫 簡単なすじだてながら音楽、振付、カメラ等スタッフのアンサンブルト、魅力あるキャスティングを小気味よいテンポの演出で まとめてあり、スケールの大きい舞台ミュージカルを見ているように終始楽しめました。
モダン・リズムにアレンジした音楽のすばらしさ シャンソン歌手 石井好子 シェルブールの雨傘以来の感激でした。色彩の美しさもさることながら芸術的でありながらモダンなリズムを 取り入れた音楽のすばらしさにも感激しました。このような美しい映画が作られたフランスに心からの拍手を送ります。
さわやかに溢れた作品 サンデー毎日 何というさわやかさ、そしてつややかさ。主演のカトリーヌ・ドヌーブの金髪の感触が、この映画ぜんたいの感触だ。 ぜいたくで、うつくしくて、この世のものとは思われぬ。この映画、とくにファースト・シーンの踊りが活気にあふれ さわやかでいっぱい。ここを見のがしては値打ちが半減する。何年に一作という秀作だろう。
美しく色彩的な音楽 作曲家 小川寛興 色彩が美しく印象的であるように、ミシェル・ルグランの管弦楽編曲も美しく色彩的で時には楽しく 時には甘く、実に見事というほかない。ハリウッド製ミュージカルのような絢爛豪華さはないが、 それに優るとも劣らない小粋でキメの細かな音楽に二時間を堪能した。