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ダフネが外しならこっちは妥当
ダイバージェンス・イヴ
2003年 ネギシヒロシ作
ダイバージェンス・イヴ
山下敏成の絵が好きでさ、顔の90年代末期な愛嬌ぶりとウエストの異常な細さと爆乳がね バランスがいいわけ。当時はカルト的というかいかれた絵だったかもしれんけど、今の目でみると非常に素朴なんだよな。 まあ顔に愛嬌があるってことなんだろうけど。菜々子解体新書からこみっくパーティーRのゲスト、でダイバージェンスって遍歴ね俺は。 ほぼスケベ根性で見たわけだけど、これはあれだな、このストーリーでビジネスをやるんだっていう戦略としての面もあると思う。 SFホラーという謎ジャンルなんだが、内容は大真面目に硬派、無骨、一昔前のゴリゴリSF小説をそのまんまやってるって感じだ。 タイムリープに生まれ変わりからアンドロイド、仲間の死、記憶喪失、隠された力、ロボットバトル、膨大難解なSF用語、226事件、戦国時代・・・ これをフツーのキャラとかでやっても誰もみないって、それも2004年に。もう10年前でもきついかもしれない。OVAとかでやっとっていう。 そうそう、OVA的な内容をTVでやったっていう作品なんじゃないかな。 難解な内容をそのまま、山下敏成の菜々子解体新書を胸そのままにいわゆるサービスシーンを減らしたうえでsfアニメに仕立てたってだけだからさ TVでやれる限界というか、ほぼほぼOVAだと思うね。よくあいつの絵で26話やったなっていう、深夜だけど。 そうそう26話やったんだよ。全2シリーズ26話で。2004年から2005年と、つまりビジネス的に成功したから第二シーズンができたと。 そういう意味じゃ戦略としての山下の絵ってのは正しかったと言える。めちゃ暗い難解で、かつカタルシスのない作品だから キャラクターは徹底的に明るくエロく愛嬌ないとっていうバランスがね、とれたんすね。
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まあでも男向けだろうね。デザイン的には。話的にもね。逆にあのデザインでなんかやりたいからくそまじめなストーリーを作ったって逆転仕様かもしれないけど。 デザインがそれなりに強烈だからか(今の目では全然)、ある種引かれたりもあったらしいけど、同じ年に同じ藪を踏んで本作以上に賛否激しかったのが光と水のダフネね。 同じsfアニメなんだけど、この作品以上にデザインが強烈で、なんせ精神異常としか思えないほぼ裸なエロ装備で任務をこなすみたいなさ、女の子が、いやすごいっすよ。 で話はとても優秀で、感動するとかいう声も多いんだけどなんせデザインがそれだからいまいち普及せずみたいな。一部のマニアにしか楽しまれずっていうね。 フツーのデザインでやってればよかったのにって。まーあっちは明るい話だからさ、デザインがフツーでも成り立ったんだろうけど。 そうだなやっぱ本作は暗いから、話が。だからデザインはあれで売っていくしかないと思うわ。最初から男向けで。 カタルシスもないしね。理屈で納得するっていう話でさ。攻め手攻め手で解決するんじゃなく見守って解答にたどり着くっていう作品だから、 フツーのデザインでやればクソ地味で退屈な26話だったことは間違いないわけでね。
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作品には3つあるんだよ。期待の作品か、枠を埋めるための作品か、間隙を縫ってやる野心作か。 本作は野心作ですよ。キャラクターデザインはもち、難解なストーリーを料理もせず、つまり引き込むためのオミットをせず 膨大な物語をそのまんまやっているっていうんだから、正気じゃないよ。しかも26話。 このころのアニメってハルヒの前ってのもあってザ・深夜アニメ的でいいんだよな。OVA的な作品が多いんだよ。 遊び企画というかね、カルトとか、でそれぞれがいわゆるオタク向け以外に作ってないわけで、まあくさみもあるんだが全体濃くてなんだか安心するね。 今はもうオタクってのが当たり前の時代だから、当時のそれはノスタルジーの産物だっていうね。ハルヒ以降一気に陽が当たって 深夜アニメとかのハードルが下がって前から興味あったやつらがこぞって入ってきて、なんでまだアングラ感のある頃の作品だっていう。 youtubeもないし。いわば忘れ去られる一方の作品なんだな。 16:9製作だしCGもふんだんに使ってるし、主題歌はハリケンジャーで注目されたの初シングルでのタイアップだし、気合入ってるよ。 こういう作品にメジャーなタレント使って金かけてってのはあの時代にしかできないんじゃないすかね、野心作は間違いない。![]()
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第一シリーズのオープニングはサスペンスなイントロでキャラ紹介。エンディングが初シングルので みさきのサービスシーン連続なアニメーションが特徴。シリアスかつ頭いたい内容をこれで癒してくれってことなんだろうが、 本編のサービスシーン皆無を想えばカタルシスがあるね。 第二シリーズではオープニングがでみさき主体のノー天気で明るいトーン。エンディングはみさきが時空をかけるしっとりとした曲。
キャラクターたち
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2005年にかかずゆみは国民的声優とかになっちゃったので、こういう(ある種)色物キャラはこれが最後かな。 ノー天気で元気いっぱいの主人公。
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山口眞弓と声が似ている木内レイコが珍しく大人の女役を。 上官役。ボーイッシュな声は変わらず、艶を加えている。
また小林沙苗や高木礼子、松来来祐という売れっ子も適役に配し、 ハートキャッチプリキュアの水沢史絵がこれでデビューを飾り、 とあるの佐藤利奈もこれが初レギュラーキャラになるなど 声優陣も野心的に異色なムードが漂う。
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本作はフツーにしているだけでエロいからか、いわゆるサービスシーンはほとんどない。谷間かポーズつけるぐらいで。 制服着てるだけでセクシーみたいな。トップレスも一二回ぐらいでさ。だから真面目っちゃ真面目なんだよ。 そう、エロアニメではないんだよな。デザイン的に胸がでかいだけで、エロアニメではないんだよ。 その分ピンナップとかでは暴走しているけど。ただウエストが細すぎて、今の目からすると奇形に映るかもしれんけど まあバランスは取れてると思うよ。作中ではフツーのウエストの時もあってそれはそれは最高だけど。![]()
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第一シリーズはみさきが時代の中で翻弄され、最後は時空の中で平和な時を新たに作り出すという決意で終わり 第二シリーズはみさきクロニクルというタイトルで、時空の中で行き来し、平和な時を作り出して終わった。簡単に言えばこんな感じ。 その中で死んでいくもの、記憶を消されるものと様々。みさきも実は一回死んでいるというsf的にハードな設定。 ライアーはいわゆる見守るもの。ラスト年寄りとなったライアーのもとに子供のみさきがやってきて未来への希望を感じさせるという 結構いい終わり方。![]()
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デビューの水沢史絵が演じたのはボーイッシュなキリ。男口調で体育会系。爆乳。みさきと並んでちゃんとかわいい。 第一シリーズでは演技的に少し不安定なところがあったが第二シリーズではちゃんと上手くなってた。 で、出番的にも推されてて、第一シリーズでは親しい同僚レベルだったのが、第二シリーズでは残された人間として ライアーと共にみさきの軌跡を見つめ、最終回前にみさきをかばって戦死するなどドラマ性は濃い。 それも含めて未来に期待ということなんだけど。
最後かもしれないコテコテのSF
グールってのは宇宙そのもので、ある種神みたいなもんなんだ。でみさきの親父が、そのグール味を遺伝子合成されて生まれた第一世代で その子供あるみさきはそのグール的な遺伝子でもってグール化するんだよな。で敵の子安はグールを取り込み神になりたがっていたと。 で、みさきが神となり時空を超えてまで拘っていたのは権力欲とかでなく、父のことや仲間の平穏のために、なんだよね。 最後みさきは赤ん坊となって出てくるが、オフィシャルブックによるとこれは未来の希望を捨てるなっていうことらしい。安直っちゃ安直。 でもオフィシャルブックでクソほど詳細な用語解説とかしてたけど、これはやっぱ難解、超無骨だよな。あの絵じゃなかったら誰も見ないだろと。