ぱっきゅる〜んパンツァードリル 
D4プリンセス
           
殺伐としたアニメ、映画ばかり観ていたら引っ張られて危険なんで たまには毒のない作品でも観て心穏やかに過ごそうや。

どんなアニメか

 


この、愛らしい金持ちの世間知らずのヘンなオンナノコは「パンツァー」なるスーパーウーマンに変身出来て 中学の折、親元から離れて全寮制の女子校?へ行く事になって で、スパルタ姉さんにトレーニングを受けて、学校の闘技場でパンツァー同士血に塗れた戦いの日々を送る、といった感じ。穏やか〜 全24話。前半は学校生活パート、トレーニングパート。 出だし3話目ぐらいまでの雰囲気とEDの明るさから、延々そういった流れで続いていくのかなと思っていたら 後半はもっぱらトレーニングと試合。最後辺りはシリアス路線に。これはちょっと戸惑う。 予想だにしなかった方向転換というか、こっちが望んでいたのは「コレ」じゃなかったよな。 楽しい日々〜からの真剣な日々という対比で前半部を懐かしく感じさせるという、何かお祭り映画の趣を感じますけどね 「カンジ」は出るけども ま、ともかく明るいだけのノー天気アニメだと思ったら そうじゃなかったというだけのハナシ。でも普通は勘違いするよ。同年デジキャラットやってたから・・・ まあ、あれですよね。エヴァから始まる、90年代後半に流行っていた「めちゃくちゃなギャグからのシリアス」というテンプレね。 何でD4プリンセスなのかと言うと「D(ドリル)」の属性を持つパンツァー「4」人娘が出てくるから。 だがそれは原作のみの話で、アニメ版で描写されるD娘は主人公どりすと姉のどりあ そして回想シーンにチラッと出る長女どりな、のみ。すぴなという子は原作のみの出演。あーわかんね。



D=ドリル
!どりすは頭にある「ドリル」がコンプレックス。 最初は塞ぎ込む。しかし愛すべきクラスメート達のお陰で克服する。
関西弁とカチューシャの愛野のぞみ、メガネで親友の銀乃つばさの2人である。 この3人組の絡みでずーっとドタバタを繰り広げるのかと思いきや バトルアニメと化してからは一気に真面目なハートウォーミングに・・・ まぁ昼食とる際の楽しいゴタゴタで2話使ったり、お嬢様どりすの非常識を象徴するお買い物話で1話使ったり 何せそーゆーばかばかしい調子で前半進んでいったもんだから ずっとバカやっていて欲しかったという気持ちが出るのは当然ですわ。 「ばかばかしい調子の例」 第一話のどりす。天真爛漫な世間知らずの少女像としては完璧。明るいアニメとしても。 アホっぽさがあり、快活である。
最初はこういうブヨヨーンとしたあっけらかんな可愛さが。これホント
大口開けて寝ているといういかにもな場面。ご気楽ですね。
例の食券場面。職員紹介で生徒が倒れるとか こーゆー場面のばかばかしさから言って、学園生活がメインの息抜きアニメやと思うじゃない。
前半のトレーニング場面はともかく笑える。 こういう適当で雑な演出っていうのは、90年代からですよ。 エヴァから?それでデジキャラットとか。こういうノリで全編やってオ
顔芸、お顔でハチャメチャな前半。憂いを秘めた表情で笑う後半。 何か成長とか・・・昔のご気楽さには戻れない雰囲気があってただただ悲しーゾ。求めてないんだよなア?


「1話の雰囲気」 見ろ!まさにセル画青空がキレイ!泣)CCさくらにも同じ臭いを・・・。 90年代後半のセル画の青空表現ってのはいくところまで行った感じがありました。
感極まっちゃうゾ
考えてみるとこのアニメ、もう20年前の作品。怖いし悲しいし。 一枚絵だけでね、感慨深いっすよ。

何故シリアスに?

 
笑と戦とシリアス、どっちも入れ込もうとして・・・それをしっかり分けた為に 前半後半とで雰囲気が、カラーがはっきり違う。 まぁ後半にも明るい要素はあったんだけど、ねじるの本格登場により、彼女の暗い幸薄そうなやりとりと 人生を見つめるどりす・・・ちょっとずつシリアスになってきて、加えて姉のどりあの頭がイカれてるから どりすがまた涙流すようになって、さらにそんなどりすに付き合うつばさとのぞみも マスマス真面目になり、キャラが薄くなると言う事態に。やっぱりキャラ殺したら駄目だわ(いろんな意味でな) どりすも、姉のイカれ具合とパンツァーバトルの連勝でだんだん普通の根性系主人公になりキャラが薄くなった。 第一話で魅せたあの明るさとキャラの濃さはどこいったんや。

部活勧誘の時とか妄想しまくって彼氏といい感じになるみたいな 非常に人間らしいと言うか俗物俗物少女だったのに 後半、学校パートがメインでなくヒューマンバトルシリアス路線になったから クソマジメになって個性を発揮する場がなくなった。まぁ1話8分ぐらいだしー、適当っちゃ適当なのか? パンツァーで大人になり、最後の台詞も前半の雰囲気からしては思えない暗さだったのは もしや少女から大人になる、を作風で演出しようという魂胆だったと言える? 少女(明るい)→大人(シリアス)みたいな。オッシャそれでいいな。クソつまんねえな。

でもな〜最終回のラスト、つまりEDは暗すぎる。アレは何を考えての物は知らないが、もしやスタッフが死んだから? 実際死んだらしい。だからといってアレは作品をぶち壊す程の寂しさである。 何かスタッフのオナニーを感じる。私物化してはいけないのだ。仮にスタッフどうこうじゃなくても 「エヴァ作りて〜」っていうのが分かるよな。「鬱アニメやりて〜」っていうのが。つまんねえよベタなんだよ。 作品全編のみを考えた上で、まさにD4プリンセスの締めにアレなのか。葬式かよ。

明るい→シリアス でも 少女→大人 でもどっちでもいいから  そこで「ドリルでルンルン クルルンルン」ぶち込めば完璧だったんじゃないのか。 ますます寂しさは増すだろうけど・・・ホントにお祭り映画を感じるアニメですわ。ななこも寂しかった〜 というか星ルをもっと出してくれ。設定資料にあるあのふんだんな表情集と使い勝手の良さは中々だったハズ。 いかにも明るい(星だし)マスコットなのに犬の方が活躍してどうすんだよ!しゃべらせろよ!ドラマCDのように。

まとめると

  前半後半と作風の違いに戸惑う事もあったが、エヴァっぽいし、スタッフの自意識過剰も感じるけども 魅力のあるアニメである事には異論の余地はない。なによりも前半、歌、キャラクター、ドラマCD。
しかし観ていると悲しくなってくるね。もう20年前のアニメっすよ。 こんな可愛い、明るい今風の少女が主役を張ったのが20年前。 主役の声優も、もう50代ぐらい。KAORIは悲しいし。自意識過剰、声優、懐かしい、全部含めて青春。 そう、青春である。我々はどりす達「D4プリンセス」を忘れてはならないのだ。
あの、ドラマCDは最高におもしろい。アレをやれって話。kAORI暴走しまくり暴れまくり、星ルしゃべりまくり、ギャグ飛ばしまくり。 全話一枚収録のBD発売を待つ。ドラマCDも収録、これは買いたい、早く出すんだよ。


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