実のところNHK最高のアニメなのではないだろうか。
当時も今も敵なしの天才エンターティナー秋本康の原作は全5巻。
その内の小学生篇はたったの2巻で終わり。どっちかっていうと
「あずきちゃん」のメインは3巻目からの「中学生篇」での恋愛模様になっていったワケである。
そう、原作では小学生の生活どうこうがテーマでなく
あくまであずきと勇之助の恋愛がテーマなのである。
小学生で近づき、中学で離れ、再会。そして最後には結婚するという流れを全5巻で。
しかし「小学生篇」の、内容の薄さに反した「キャラクターの濃さ」。
コレを武器にアニメでは2年に渡って全100話超えの小学生篇を放送。
原作にはない小学生の風俗や、学芸会・修学旅行・・・
ともかく山盛り盛りだくさんなエピソードの羅列。当然、9割がアニメオリジナルの展開なのである。
だから原作では別の中学に行ったジダマやまこと、トモちゃんなどの
強烈なキャラクターたちを腐らせることなく、また小中の長いタームでもってキャラクターが完成した為に
「小学生篇」ではまだ脇役に過ぎなかったヨーコちゃんもメイン主役格に。

だから原作とは似ても似つかない内容なのがアニメ版の特徴。
「中学生篇」で散発するキャラクターたちのギスギスした関係性や将来への不安場面なぞ皆無。
「まるこちゃん」をもっとマイルドに、アニメっぽく、しかし現実味溢れるムードにしたのが本作。
アニメ史に残るヒューマンな名作である。
本作、100話超えの名作ぞろいなのに関わらずロクに再放送もないため
視聴方法は廃盤のVHSか1ボックスでのみ発売された高額DVDを購入するしかないのである。
まあ、あれだけのボリュームであるから
DVD-BOXがいくら高額だからといって元は取れます。でも高いぜえ。
で、コッチは全部観てないというか、ほぼ記憶に残ってないのである。
昔の録画VHSに残っている1期の5話分と2期の2話分ぐらいしか、しっかりとした記憶がないのである。
(追記:うそうそ!録画してたのは二期以降!)
でもそこに録画していたエピソードのおもしろいこと!
まこと家出・交換日記・学芸会・修学旅行(林間学校)・ラーメン屋騒動・大晦日
そして極めつけのキス話!!
原作でもあったけど、あのキスの話ってヤバイよな。雰囲気とか勢いとか、つまりは演出。
雨が降って、相合傘、で、からかわれる。
その時点のムードから、これから先に「何か」デカい事が待っているんじゃないか
という予感が出てくるんだな。
漫画でもアニメでも、ともかくターニングポイントであるから気合が入るのは当然。
でもここまで「すごいな」って思ったのは
このアニメのこのエピソードがピカイチなんだなあ。いろんなアニメがある中で・・・最終回とかは除いてですよ。
あくまでターニングポイントの中のハナシね。
雨、相合傘、からかわれて恥ずかしい、不良、ケンカ、キス・・・そうだ
冒頭は恋愛ドラマを家族で観てみな恥ずかしがって、というのがあったな。
しかし中学生ヤンキーの、あの現実味。いましたねえ、良心とか一切ないようなヤツ。
勇之助もいい体格しているから、もしや・・・と思いきや
最初の一発だけで、あとは3人の中学生にタコ殴りにされて・・・あの妙なリアリティと絶望感みたいなのがすごかったなー。
出だしの「ふざけんじゃねえよ!」も勇之助のそれまでとは違って
緊迫した雰囲気と男気が出てたな、ともかく異例だった。
そもそもの発端のピーンとした息詰まるムードが凄まじい。
ヤバイヤバイ・・・そのまま通り過ぎろ! ア、足が出た!! ってなモンよ。
で、勇之助が殴られてる間のあずきの「やめてよ」ってのがわかるね。
小学生女子の雰囲気、ああいう場面では叫ぶよな。あったなー。
そこでタコ先生が素晴らしいタイミングでやってきて、中学生は逃げていく。
勇之助の「チクショー」が、またも取り繕わない男のムードを出して異例なのであった。
そこからのキスのムード・・・作画も演出も、特に声優が良かったな。
今のゆかなは嫌いだけどこの頃のゆかなは良かったな。
勇之助の宮崎一成ってのは大山版のドラえもん声優みたいな
アニメ声でもないし洋画声でもない本作の為に生まれてきたような声優だと思う。
さくらちゃんのトボケたヤツも良かったけど、ああいうリアリティってのは本作の格を上げてるよなあ。
観るだけで赤面させるってのは珍しい。キスシーンで赤面させるアニメって本作だけじゃないすか。
しかしまあ、この話の「エピソード」。卑怯だなあ。コレやったら誰でもカップル誕生するしなあ。
仮に勇之助とヨーコちゃんが絡まれてたら
ヨーコちゃんと完全なカップルになってただろうね。
極限の出来事だからこそ、勢いがよかったんだな(締めきれないわ)
本作の特徴として、宮崎一成が代表する様に
男子キャラを男性声優が担当している事は大きい。
まこと、ケンちゃん。おもしろかったねえ。
彼等の声優はもちろん、女性陣にとっても本作は代表作の一本だろう。
かおるちゃん、ヨーコちゃん、ジダマ、ともちゃん・・・間違いないね。
水色時代、ちびまる子、本作と、90年代半ばを盛り上げた
学校アニメってのは色々あったワケなんだけど
どう考えても本作が攻守ともに一番だな。
水色時代は過激すぎる。ちびまる子ちゃんはブラックすぎる。
ならばあずきちゃん。そこまで過激でないし
ブラックなネタで笑わせることもない、ストレートな笑顔なのだ。(ただしリアリティのある)
爽やかなのである。で、それを象徴するオープニング、エンディングが最高。
「素敵なキミ」、何でもなーい何でもなーい。TVサイズが一番で、フルバージョンは微妙。
演出がイイな。あのオープニングは。センスが溢れてるよなあ。
勇之助のポーズマネしてた人いるかな、アレだいぶキマッてるぜえ。
みんなが手を振って「何でもなーい」とやる部分も良かったよな。
で、これはNHKで録画した分とBSで録画した分である。
NHK
BS
やっぱりBSってイイんですね。
エンディングは2つあったが「夜明け」のムードよ。
アレ・・・アレだけじゃないけどノスタルジックですわ。
泣けるムード?しんみりするなあ。MDでしょ、聴いてるの・・・いい仕事しまっせNHK。
ゆかなが歌う「歩こう」もよかったな。一気に明るくなるという。
アニメのED2番目の曲調と絵の明るさってのは全部そうだよな。
水色時代もそうだよ。オーライとか。
楽しげなあずきちゃんメンバーがイイね。
キャラクターのコトを言うとあずきちゃんってのは実際にいたら・・・面倒だろうねー(笑)
嫉妬深い、情念深い。実際の女性でもこう「割り切らない」ってのは少ないだろうなあ。
まあでも等身大なんじゃないすか?水色時代でもそうだったしな。
セーラームーンなんてお前・・・手首切りそうな深さだったなあ!うさぎの「愛」。
でも純情素朴かつ腹黒でフツーオブフツーな個性と容姿からか
モテモテである。様々なジャンルの男子に人気があるのだ。
地味なイメージだが実のところ カワイイのだ。
それに比べてジダマはおもしろいし、かおるちゃんはカワイイお!!!!
(アホっぽいのがイイ)


声が川田妙子。本作がベスト作品でしょう。
原作の最終回がかおるちゃんとケンちゃんの結婚式なのである。

だからこの2人の恋愛がコメディ調で語られていく場面はアニメ随一の見所である。
カワイイんだ、かおるちゃんとケンちゃんが。何の屈折もないからな。爽やかですよ。
原作にもあった「玩具買ってよー」からの「別にお前の為に巻いてるんじゃないぞ」
あのマフラーの話も良かったね。
ジダマのおばあちゃん子はリアリティがある。保守的なヤツ、等身大で、おもしろいヤツ。
ヨーコ対ジダマという何か賢そうなモノ同士のやりあいもわかる。
ほにゃーとしているあずき、かおるちゃんのイイ姉御肌としての存在感もあり、安心感の固まり。
行動派でもあるから、出演作は大体アクティブで楽しい。学芸会の「フンフフーフーン」はおもしろい。
(まだスープ残ってるのに!!)

アッショー マッカショー
・・・
このスリートップ
まことクンとともちゃんの関係も良かった。

いましたねーああいうの、まことくん。頭はいいし、スペックも高いのである。
だが面倒くさがりという・・・中高で化けるタイプなんじゃないすか?人気モノになるんだろう。
ともちゃんも尽くすタイプやな。
大晦日の話で焼きソバにカイロ貼り付けるのはおもしろかった。
ヨーコちゃんってのは当時の学校アニメにいっぱいいた高飛車な金持ちキャラ
つまり話を広げるスケールを提供してくれる素晴らしい人なのである。
林間学校のときの別種の水着を着てくるとか
普通はあり得ないんだけどやってくれましたね。
学芸会の話なんてのは姑息で卑怯で・・・でもおもしろいわ。最高だわ。
原作ではこういう遊びや大ボケ、テンションの上げ具合はなかったからね。
だからこの人こそがアニメ版の代表格と言える。
遊びを作る側の人だから。原作には遊びは一切なかったからね。
ルックス的には勇之助と合う。ただ高飛車だからダメだった。

そうだなルックス的には「ちびまる子」の笹山さんや城ヶ咲さんみたいな気合の入りよう。
一番等身がフツー?の美少女である。
佐久間レイはコレで知りました。
3枚目声優やな。魔女宅も後から分かったしねえ。
あーでも全話観たいなあ。斉藤まどかとか知らないし・・・。
しかし学芸会、修学旅行、大晦日と奇跡的にイイ話が残っているって
まぁ運がよかったですわ。嬉しいねえ。DVD買いたいねえ。でも高いよねえ。
NHKよ、受信料でボロ儲けしてる癖にDVDとかソフトの値段もう少し下げれませんかね?
大河ドラマでもアニメでも何でも民間と同じ値段じゃあ困るぜ。
それに「あずきちゃん」とか出し方もっと工夫してもらいたいしね。
単品で出すとか、シーズンごとの3ボックス仕様で出すとかさ・・・。
モノ(質)はイイですから。後はそのへんをね。
作画だが、徐々にキャラクターの顔が長くなっていく。徐々に大人っぽくなっていくのである。
あと録画分の声優紹介
いつもの司会のお姉さん
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